常識

おはようございます。

「にんげん学」京都講座「老子を読む」ご出席の皆さんありがとうございます。いやはや毎回老子を読んで思うことですが、自分に正直になれます。というより正直に生きるべきことがやはり人生にとっては歩きやすく横道に逸(そ)れないということを確かにします。
何も持たない、地位も名誉もお金もナイナイづくしの時はひたすら無心に目標に向かい歩めたにもかかわらず、いつしか横道にそれて迷路にはまり込んでいる、振り返って今現在を見ますと、いやはや情けない。
老子はこのように言います。
「わたしに少しでも常識がわかる智恵があるとすれば、人間として生きる道を行くとき、横道に入ることを恐れるでしょう。
人の道は本来まっすぐですが、人々は横道にはいりたがるものです。」。
上にも書いていますが、何もないときには道に沿い素直に歩んでいるのですが、知らず知らずの中に我で歩んでしまい悩みを自ら作ってしまう。人として生きる道は本来平坦でまっすぐなものです。しかし人は何故か邪道に入り込んでしまうと諭す老子です。
何故横道に入るのでしょう、仕事につき少し時間が経ち周りが見えてきますと、競争心を湧かせ、いらぬ争いを引き起こしたり、デキもしない大口を叩いたり、少し金銭的余裕が出たりしますと、身だしなみを整えるのは良いとしましても、おしゃれが度を超すように飾り自ら貧しくしてしまったり、私は大丈夫と考えて知らないうちに危険な道にはまり込んでしまう。いわゆる本筋と違ったものに目が眩(くら)み本末転倒してしまうのです。
夢を持って人生に歩みを進めたにも関わらず、いたずらに競争心を起こし自らを傷つけてしまったり、血と汗の結晶で得たお給料を感謝せずに使ってしまい、せっかく得たもので苦しみを買ってしまっている、そのようにならないように、気をつけよ、気をつけよ、せっかく広い道なのに不自由にして狭い道を歩むなと老子はいいます。
常識の智恵があればそんなことはわかるはずではないか?、気づくはずでは?と言うのです。
出来ることを認めさせようとして高言を吐いたり、身を飾りながら心貧しくするなというのです。まったく老子の言うとおりです。自分を高めようとして高言を吐き逆に貶(おとし)めている、まったく逆のことをやっている。
私たちが高言をはくのも、着飾るのも、選んでやっているのです。選ぶのであれば平坦で楽しい人生を選びましょう。仕事は何事でも世の中の役に立つことばかり、素晴らしい仕事をしながら、人と争い貧しくなるような道を歩まずに、小欲知足の道を歩めば心清らかに、心身共に気持ちのよい精神状態を保ち、多くの人とも楽しく交わり健全に在ることができるのです。
過分な望みをせず、誠意を尽くせば自然に豊かな世界が目の前にもたらされるよと老子は諭しています。今日も誠意を尽くし笑顔で過ごしましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興、豪雨災害の復興を祈り応援します。
昨夜の「洋食・ぼんじゅーる」さんの料理です。マスターごちそうさまでした、一ヶ月の元気をいただきました。帰りにはお土産までいただき恐縮でした。来月もお世話になります。
一品目「和牛のお刺身、ゆうがお添え」。和牛のお刺身と、ゆうがおの味のバランス最高。

二品目「和牛のあぶり焼き、からしマヨネーズ」

三品目「和牛ハンバーグシャリアピレソース」。モヤシの味が別次元。

四品目「和牛赤身ステーキわさび醤油おろし添え」。わさびとおろしのハーモニーが絶妙。