臨機応変

おはようございます。

昨日から弟子・誠澄は11月30日〜12月7日までの一週間「断食・断水・不眠・不臥の行」のための前行(ぜんぎょう)、「五穀断ち、塩断ち、懺悔練行」に入りました。わかりやすく書きますと「断食・断水・不眠・不臥の行」ための心身共の準備です。
予定、準備を確かにすることは大事ですが、こうでなければ、と自分を縛らないことも大事です。それが本当の行かも知れません。でなければ何かあったときに臨機応変の対応が出来なくなってしまうからです。目標を忘れることはよろしくないが、方法にこだわりすぎますと柔軟な思考がなくなり、せっかくの行が行でなくなる。
行はある意味では否定、破壊をすることです。今日の自分を否定する、否定、破壊という言葉は少し強烈かも知れませんが、日々新たな気づきをするといった方が分かるかも知れません。今日は今日の改善を確かにすることが行です。
今日を糧として新たな生長、進化を図ることです。私たちは日頃先に先に、未来に未来にという考えが強くなりがちです。そこで「断つ」ということを行うのです。いわゆる「矯(た)める」ことです。意識の先走りをしないことです。これが人生をダメにする。
明日へ未来へという意識を少し意識して断ちますと、脚下照顧(きやつかしようこ)足下を確かに出来るということがあるのです。いわゆる「生かされている」事実の再確認です。自分の力で何とか出来るという傲慢さ、慢心を改めて体得するのです。
私たちは、食べ物、睡眠を摂らないだけで命は保たれません。理屈ではなく、体感することで、あらゆる物への感謝をしますと、束縛から自分を解き放ち、柔軟な思考、フレキシブルな自分を行の中から理屈抜きで対応出来る自分と出会うのです。そうすることで多くの皆さんへの対応ができるようになり、皆さんの心願成就のお手伝いができていくのです。
今日は第二日曜です「心華寺・水子供養祭」午前10時からです。あなたしか知らない存在です、おまいりください。今日も素晴らしい一日となりますようお祈り致します。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興、豪雨災害の復興を祈り応援します。
一週間前の「扁額開眼法要」集合写真です。ありがとうございます。