読む

おはようございます。

私の好きなことの一つ、というよりもライフワーク、心学の書を読むこと。歴史小説を読む事も好きです、雑読かも知れません。好きな理由は「いつでも好きなときに」「くりかえせる」「自分の思いで読める」「お手本となる」「指針となる」「鏡と出来る」「人を見る目を養える」数えあげればきりがありませんが、自分の創造性、思いを豊にできることです。
読めば夢を失わず、忘れかけていたことも思い出させてくれる、このことが書を大切にする一つです。楽しかったとき、悲しいとき、喜びのとき、苦しみのとき、どんなときでも私のために存在している。このことを思いますとありがたい、感謝の一言。
書を読み続けたお陰でいつの間にか血肉となり、読んだことを活かそうなどと考えずに歩んで来たお陰で多くの人との出会いをいただけたと実感しています。その実感を感じるが故に皆さんにも心学をお勧めするのです。一人ではなかなかに難しいものですが、月一度ご一緒に読む事で習い性に出来ます。私も「牛に引かれて善光寺詣り」の如く、師に導かれ?「強制かな?」、で好きになったのです。何かを得たという喜びより、心がときめく、高ぶるのがいいのです。このような気持ちは続けていただかなければ味わってはいただけません。
与謝野鉄幹の「人を恋うるの歌」にあります、
「妻をめとらば才たけて みめうるわしく情(なさけ)ある
友をえらばば書を読みて 六分(りくぶ)の侠気(きようき) 四分の熱
恋のいのちをたずぬれば 名を惜しむかな男(お)の子ゆえ
友の情をたずぬれば 義のあるところ火をも踏む
われにダンテの奇才なく バイロン ハイネの熱なきも
石をいだきて野にうたう 芭蕉(ばしよう)のさびをよろこばず」。
このような男にすぐになれずとも憧れます。書を読み、六分の侠気と四分の熱、情けある人間で在りたいと願い、友もそのような友、世の中の人もそのよな人間であって欲しいと厚かましいことですがやはり願っています。そのためにも情熱を持って「心学」を皆さんに勧めています。
孔子も時習すれば、「朋 遠方より来たる有り」と書を読み、己を修めれば使命感のある同志が出来ると言っていますし、老子も「心はフィルター」だと教えます。己の心を己がどうするかです。明日は「にんげん学」大阪講座「老子を読む」、お会いできますことを楽しみにしております。大型台風が接近しています、どうぞ用心して休日を楽しんでください。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興、豪雨災害の復興を祈り応援します。
誠澄が「懺悔練行」に出行するところ、今は午後3時出行、6時過ぎに寺に戻る約15キロの道程。11月1日からは夜半2時出行、朝9時頃に帰る33キロの行程に、一度「随喜行」をして一緒に歩いてください。言葉では表現できないパワーがいただけます。