天地

おはようございます。

空を見上げるのが好きです、お天道様を拝む、お月様を拝む、お星様を仰ぎ見る、雲を眺める。空は毎日毎日いろいろな感動と喜びを与えてくれます。変化の姿を見せてくれるのですが、いつも私の上に在ってくれる、私を照らしてくださる。
大地も同じです、感謝を忘れていても、踏みつけても、恨まず私を載せてくれています。そして万物を育み私たちに恵んで下さる。天地は私たちがどうあったとしても揺るがず動ぜず恩恵をもたらしてくれます。まったくありがたいことです。私たちは天地から生まれたのです。その恩返しをしなければいけません。
天地と同様に考え大切に考えなければいけないのが「ご先祖様」。人として誕生した「大地・天地」です。「根っこ」がどっしりとしていれば、どんなに枝葉「子供や孫」が揺れたとしても「大きく逸れない・道を外れない」のです。ご先祖様を大切にするという「根っこ」を大事にすることが家族、一族、孫の繁栄があるのです。
根っこを大切にすることなく、枝葉である「子供や孫」がご先祖に感謝もせず、手を合わすこともせずでは、必ず倒壊の憂き目に遭います。
ご先祖に恥じない、親に恥じない、名に恥じないことを為す、この一点に心を注げば必ずや与えられた才能も知識も生かされます。なぜならば感謝は「謙譲の美徳」だからです。一歩譲れば逆に二歩も三歩も相手に譲られることとなるからです。
譲るとは、ご先祖に恥じない、親に恥じないという行為そのものです。それは「人の意を酌む」「心を配る」「どうすれば喜んでくれるだろうか」という日常の鍛錬、行動を無意識のうちに行っているからにほかなりません。そのような身についた習慣が社会の中で必ずや敷衍されていくのです。いつも書きますが、習い性は善悪共に正直に結果が出るのです。
ほうれん草の種を蒔けばほうれん草になるようにです。応報は道理そのものです。しかし結果が出るのは、すぐ出るもの、何日かかかって出るもの、数年かかって出るものがありますので。ご先祖を大事にするという「どっしりとした根っこにする大切さの重要性がここにある」のです。
私は「強さというものは、ある一つのもので計ることが出来ない」と考えています。天賦の才で人生が決まるのであれば私は努力という教えは必要がないとも考えるからです。記憶力の強い者が勝ち、体力のある者が勝る、確かに天賦の才というものはあります。
しかし私は「感謝から感じ取る感動」が天賦の才を凌ぐパワーを引き出すと考えています。何故ならば「憧れ」が「感謝の範疇の中にある」からです。
「あんな風に生きられたらと言う感謝から生まれた憧れ」が「人にない、人と比べることが出来ない自分の人生を貫く強さに変わる」と確信しています。感動、喜び、気づき、悲喜交々を感じることが出来る生命を与えて下された天地、先祖に「ありがとうございます」と感謝するのです。
勉強してもビリ、走ってもビリ、何をやってもビリ、何一つ楽しくない少年時代でした。ある時それが変わりました。外の世界、天地の美しさに感動したときからです。
今日も先ずご先祖様へ感謝のご挨拶をなされお仕事にお出かけください。必ずや素晴らしい展開が待っているはずです。良い一日をお過ごしください。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興、豪雨災害の復興を祈り応援します。