おはようごいざいます。

人間の器の大小はちょっとした言葉で知られてしまいます。言葉に出るということは意識の中にある、心で思っている偽らざる心情です。
親しくなれば親しくなるほど発言、言葉に「注意」すべきです。ここでも「親しき仲にも礼儀あり」を確かにしなければいけません。何を言ってもいいと考えてはいけませんし、無意識で思っていることを話してしまうことほどよろしくないことはないのです。何故かと言いますと、相手の人格を無視しているからです。
言えば言ったで話した相手が話を聞き入れてくれなかったとき「話したのに」という怨みの心が募るという、相手をそしる感情にもなってしまうのが最もよろしくありません。
人間性を豊かにできる一つに「他人の評判を褒めたたえる」ということがあります。「相手の名声を心から賞賛できる人こそ、君子の器」といえます。
人格をおとしめる最大の原因は「名声や人望を評価された人を嫉妬する」ことにあります。自分は嫉妬とは考えていないかもしれませんが、自分が話しやすい相手や、下の人と考えている人を相手に「人の悪口を言う」「批判をする」等々です。
明日は愛宕寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」です。お経文、お祈りの内容は「賛嘆(さんたん)」です。「褒めたたえる言葉ばかり」です。ですから日々祈りますと自然器が大きくなり、豊かになります。
褒めたたえるという行為は「分かち合う」という行為です。分かち合う、分かち合える人に人は親しみを持って集まるのは当然です。ですから無理なく繁栄の道を歩んで行くことになるのです。そして信じる者は、少しの成長にでも喜びを覚えるのです。それ以上に日々の無事を感謝するのです。それが一層幸福を招くことになるのです。
明日ご一緒に褒めたたえる祈りをいたしましょう。午前10時からです。今日も人様を褒めたたえる一日としましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興、豪雨災害の復興を祈り応援します。