三昧

おはようごいざいます。

24日、愛宕寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」午前10時からです。護摩の炎が寒くなって一段と美しくきれいです。炎と我が身が一体となる、甘美の世界、陶酔の世界、三昧(さんまい)の世界。
三昧の世界に入りますと、不動心となります。喩えていいますと方向を見る磁石のような世界です。道に迷ったとしても、ピタリと自分の進む道が見えてくる、又歩む道に迷いがなくなる。吉凶禍福や現実世界は自分の力ではいかんともしがたい世界です。そんな中でも、三昧力があれば、好条件や幸運の人を引き寄せるのが不思議なことです。
また、陰が陽に転じ、陽が陰に転じ、繰り返されることを知っていますから、思わしくない状態でも信に揺らがず祈り、上手くいっているときにも有頂天とならず、祈りを忘れない。いわゆる怠る心に蝕まれるということがないのです。
三昧は自分のコントロールを素直にできるともいえます。周囲から良い刺激を受ければ、更に己を高める糧とする。上手くいかないという人の話をお聞きしますと、そのほとんどが「流されている、流される」ことが多いのです。いわゆる認められたい、結果も出ていないのに、出せていない前から「おもねっている」のです。それは「確かな自分を持っていない」とも言えます。だから流されてしまい、一つのことで精進できていかない。
たった一本のマッチの小さな炎が大火炎に。小さな祈りが大きな果報となるのです。それを思うだけで嬉しくなります。喜びの気持ちで出会いを重ねることが又次の喜びを生むのです。幸福の連鎖です。
何故喜びの思いで出会えるのでしょうか、先日も書いていますが、実践からの学びが一番大きいからです。だからこそ三昧、人様と一体となりながら、自他に違いがあることで一体となる世界を体認、体得、共鳴しているからでもあるのです。午前10時から甘美の世界、陶酔の世界、三昧の世界をご一緒しましょう。皆さんの一日が喜び多き一日でありますよう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興、豪雨災害の復興を祈り応援します。