学びと行動のバランス

おはようございます。

心華寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」おまいりありがとうございます。薄曇りであまり寒くもなく、お護摩では汗ばむくらいで、おまいりの皆さんにはちょうどいいお日和ではなかったでしょうかお陰様です。
連休の中でもおまいりされたお心にご神仏は更にお力をくださることでありましょう。お加護がありますことをお祈り致します。
昨日M&Uスクールの生徒さんで東京のK氏が主催しています「南部塾」という座禅を主体として学ばれておられる皆さんが修学旅行で参禅にお出でくださいました。嬉しいことです。一時を座禅で過ごし心身を静め統一、できそうでできないことです。Kさん皆さんありがとうございます。今後共ご精進ください。
今日は文化の日、各分野で活躍されました皆様受章おめでとうございます。長年の研鑽が社会で認められ、多くの人に影響を与えられた、素晴らしいですね。このような活躍をされた方は「学びと行動のバランスがよい」のではないでしょうか、だからこその受章と考えます。
文に関することで論語にこのような条があります。雍也(ようや)第6、16条「質(しつ)、文に勝てば則(すなわ)ち野(や)。文、質に勝てば則ち史(し)。文質彬彬(ぶんしつひんぴん)として然(しか)る後に君子なり。」。
意は「質朴な内面(質・きじ)が表に出る言動(文)よりも勝ちすぎると粗野になる。表に出る言動が質朴さに勝ると、文書役人のように要領はよくても誠が足りなくなる。文と質、つまり外への表れと内の充実がバランスよく整っているのが、君子というものだ。」
この世は中身にばかり重きを置きますと、「質実剛健」や「質朴」という言葉がありまように、出来れば良いんだとなり、内面ばかり重視し、できれば良いのだ、結果を出せばいいのだと秩序を乱しかねません、行儀も悪くなりがちになります。
また論理、合理性ばかり追求しますと人情味がなくなり人として味気ない、恰好ばかりの人間になってしまう恐れがあるのです。これではいけないと孔子は戒めたのです。
比叡山開祖「伝教大師」様の教えるところの「能く言い、能く行う者」が「文質彬彬の人」、「外形と内容とが調和し、充実している」「言行一致」の人です。
これは何も人よりも優れているということではなく、私たちは先人からの教えに基づいて知識を知識とできますし、技術を技術とできるのです。このことを確かにすれば、出来るからといって「威張らず」。知識があるからといって「飾らず、誇らず」、謙虚になりバランス能く歩むのです。また威張らず、誇らずとも言行一致を心がければ世界が自ずから広がるのです。言行が確かであれば自然人様は親しみ集まるのです。
言行をバランスよく歩んだ方が今日の褒章につながったのではないでしょうか。私たちも質と文、言行をバランスよくして確かに一歩をすすめましょう。できることで確実に歩みましょう。良い人生となります。そして今日がよい一日となります。
明日は「にんげん学」大阪講座「老子を読む」午後6時半受付です。会場でお待ちしております。その前の「ぶら和尚」、「正倉院展」もご一緒下さい。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興、豪雨災害の復興を祈り応援します。
南部塾の皆さんと。

昨日のお供養です。Kさん、Gさん、ごちそうさまでした。「東日本大震災」で被害に遭われましたお店の「昆布」の煮染めのごちそうでした。

行者誠澄の神通力を強める「五穀断ち塩断ち」の食事です。主食は「そば粉」です。

信者の皆さんがお供養に舌鼓です。おまいりありがとうございます。