将来のこと

おはようございます。

紅葉がきれいです、紅葉がキレイというより自然が美しいといった方が良いのかもしれません。真っ赤に紅葉した小さな葉っぱに見とれてしまいます。
自然を静かに観ていますと、何事もすぐに変わるというものは何一つありません。時間を要して変わっています。このように観ていきますと、やはり将来のことは考えて然るべき事だと思います。
連休明け、連休中いろいろと考えることもあったのではないでしょうか?、原点に戻り出直してみるのも良いかもしれません。
「将来のことを考える者は富み、目先のことだけを考える者は貧する」という教えがあります。 
中国春秋時代斉(せい)の国の政治家「管仲(かんちゆう)」(生年不詳〜BC645年、管鮑(かんぽう)の交わりなどで有名)は尊称を管子(かんし)といいます。管子の『権修』編に「「三計」というものがあります。
『一年の計は穀を樹うるに如(し)くは莫(な)く、
十年の計は木を樹うるに如くは莫く、
終身の計は人を樹うるに如くは莫し』
穀物を育てるには一年の計があれば十分である。
樹を育てるには十年の計が必要でなる。
人材を育てるには一生の計を立てなければならない。』
というものです。目先のことだけを考える人は「春に植えて秋に実るものをもなお遠い」と考えてしまいます。ただ目の前の利益に迷って、蒔かないで取り、植えないで刈り取ることばかりに目をつけます。それゆえ貧窮するのです。
蒔かないで取り、植えないで刈るものは、目の前に利益があるようだが、一度取れば二度刈ることはできません。蒔いて取り、植えて刈る者は、年々尽きることがないのです。これを無尽蔵といいます。観音経に「福聚海無量(ふくじゅかいむりょう)」と説いています。色づいた綺麗な葉を観てこんなことを考えていました。
今夜は「にんげん学」大阪講座「老子を読む」です。老子は人と自然界は密接な関係があると教えます。自然の道に従い、自然界の変化に適応するならば、心の病などには罹らないのです。繁栄するかな、成功するのかなど心配するなともいうのです。なぜならば自然界は絶えず発展し続けているのだからと老子は言います。
冬になれば春に蒔く種の準備をして、春になれば種を蒔き、夏は手入れをして、秋には刈り入れをする、自然に順うことです。自然の法則に反すれば病を得るのだというのです。自然、タオの道をご一緒に学びましょう。周りの木々を眺め心を養って下さい。会場でお待ちしています。無心に色づいた葉を観ていますと一体となります、不思議です。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興、豪雨災害の復興を祈り応援します。