身の丈

おはようございます。

今朝は冷たい風が吹いています、風邪など引きませんように注意しましょう。負けたくない、人の上でなければ、人の風下に立ちたくない、後塵を拝したくないという思いから少し離れ、自分自身の身の丈に合った人生を送ろうと考えて歩むことはとても大切なことだと私は思っています。実際に身の丈に合った生き方をしております。
欲は大切でありますが、翻弄されては身の破滅。利欲に生きながらも、人に嫌われてはいけないと、人の顔色をうかがったり、身を縮めて暮らしたりと窮屈な生活を送って、まったく自分らしさを消してしまっているのでは、楽しく充実した人生を送れるはずはないのです。
自分に自分が嘘をついているのも同じです。自分に嘘をついているようでは人様は信じるはずもないのです。
張り合いもあり、チャレンジ精神も旺盛にしてイキイキと生きることができるのが老子の説くタオイズム、道に従った在り方です。今夜は「にんげん学」大阪講座「老子を読む」です。身の丈に合った生き方、それを、なるほど、なるほどと納得させてくれるのが老子の教え。
心学すべてに言えることですが、知識として頭の中にインプットしていれば良いのかといいますと、心学は行動学、行動することです。行動してこそ楽しい人生となるのです。楽しい人生になるかな、どうかな、などと行動もなく心配しているようではいけません。何度でもやり直せば良いんだ、と老子は言います。
生き方、行動を教えているのが心学です。出された問題を解くのではなく、自分が教えの通りに実践するのです。そうすることで人様はあなたのことを自然の如くに「チャンスを与えて下さる」ようになります。そう、あなたの「生き様を見て生かしたいと感じさせるのが心学」なのです。
身の丈に合った生き方とはどのようなことを言っているのかといいますと、「できることをやる」ということです。「外に在るもの(知識や技術)を身につけてからやるのではなく」、今現在「できることをやる」ことです。
でなければ「ナイナイづくし」です。あれもなければ、これもなければでは人様に何一つ勝るものはない、ではどうしようもなくなるのです。そんなことではなく、今できることから始める、これが身の丈に合った生き方、楽しいですよ。
そんな楽しくなる話しが「老子」。このような生き方をしていれば自然と世間で言われる知識や技術は知らないうちに身についてくるのが又おかしな話しでもあるのです。
素朴に歩んでいれば、世間様はあなたをいくらでも活用してくれるよ、ということに目覚めさせてくれるのが老子です。私は人様の後塵を拝してきたから歩む道が示されたと感謝しています。優れた人が道を遺して下されたとも。だから歩めている幸せを毎日かみしめて楽しんでいます。
大阪講座、本年の最終講座、会場でお待ちしております。自然に楽しく今日も過ごしましょう。背伸びせず、肩肘張らず、そんなことはいつまでも続きませんよ。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興、豪雨災害の復興を祈り応援します。