巧言令色

おはようごいざいます。

「にんげん学」東京講座ご出席の皆さんありがとうございます。昨日学びました陽貨(ようか)第17,17条「子曰く、巧言令色(こうげんれいしょく)、鮮(すく)ないかな仁。」(学而(がくじ)第1、3条に同出)。この条を読むたびに心にズキッときます、心しなければいけません。
意は「言葉巧みでやたら愛想のいいやつには、ろくなものがおらんよ。」ということです。孔子は、人間は口ベタでもいい。誠実なのがいちばん、と考えています。このような人間は「信用に値しない人物だ」と教えるのです。
人から信用されない人物の条件は「言葉ばかりで、行動が伴わない」ということを孔子はあげています。その信用しない条件とは、どういうものなのかをわかりやすく、説明したものが「巧言令色」です。
巧言は巧みな言葉を用いること。令色は相手に気に入られようとして、顔色を繕(つくろ)ったり大げさな動作をすることです。この二つが見られるようでは、信用に値されない条件に当てはまってしまいます。実際にこのような人物を信用しようとは思わないでしょう。
現代社会では「KY、空気が読めない人は敬遠されがちです」。そのためにかしれませんが中には、「おべっかをつかったり愛想笑いをしてしまう人があります」。しかし人から嫌われることを恐れて「巧言令色」になってはいけません。「巧言令色な態度を続けていると、やがて本当に人から信用されない人物になってしまいます。」。
私はあまり「空気を重視する必要は無い」と考えています。まじめな姿勢で人様とお付き合いしていれば、やがて信用を得ます。そのような方を多く拝見しています。自分の態度を無理やり変えるのでは無く、人様を尊敬して素晴らしいことを「まねぶ、学ぶ、実践する」ようであればいいのです。「剛毅木訥(ごうきぼくとつ)は、仁に近し。」という孔子の教えがそれを如実に示しています。言葉巧みでなくとも、人様は正しく人を見ています誠実が一番。
言葉を巧みにすることが大事なのでは無く、言葉、教えを大切に実行することが大切なのです。言葉を多くすればするほど、行動できないことを多くする事実・現実を知ることです。今日も楽しく実行し良い一日としましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
勉強会にいつもMさんが花を添えてくださいます、Mさんありがとうございます。

東京講座の皆さんにNさんと私の誕生をお祝いいただきました。


東京講座「ぶら和尚」で丸の内駅ホテルとその前にあります「JPタワー、キッテカン」の「東大のJPタワー学術文化総合ミュージアム・インターメディアテク」に行ってきました。
丸の内の正面とドームの天井です。


JPタワービルのガラスに映る景色と入口そして内部、外国のようでした。












インターメディアテクの入口