ケリをつける

おはようございます。

心華寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」雨の中おまいりお手伝いありがとうございます。今年は1月の初開運祭が雪、2月の節分会も朝は小雪が舞う寒い日、そして昨日は強い雨が降る日と、何か天に試されているように思います。
年頭に「因循姑息にケリをつけて勇敢に進む年」とお話ししました。因循姑息とは「旧習を改めようとしないで,その場しのぎに物事をする」ことをいいますが、今何かを変えたいと思っているにも関わらず、変えられないでいるということが「因循姑息」です。悪いことが続いているにも関わらず、革新できない、改心できずにいる、それを改めなさいというのが「因循姑息にケリをつけて勇敢に進む」ということです。
私たちは日々家族や会社のために懸命に歩んでいます。懸命だからこそ改めなければいけないときは速やかに改めなければいけないのです。意地になって変化を嫌いますと、ずるずるとダメになってしまうのです。自然に四季があるのは生長するために四季があるのです。生長は変化があってこそだと知るべきです。
ただし正しい変化でなければいけないのはいうまでもありません、自分の思いを達成させるに「どのような道理が必要か」を知ることが「心学」です。心を学びますと何が知れるかといいますと、「苦しいときが才能を開花させるエネルギーが貯まる」ことを知るのです。これは私の体験です。「ダメなときほど運が貯まる」とも考えています。
私の人生哲学「己に腹を立てよ」という気持ちを発見したときが苦しく辛いときでした。比叡山に修行に行き、なんでこんな事をしているんだとイライラして毎日面白くない面白くないと、周りを怨み己を怨み暮らしていたときです。琵琶湖に浮かぶヨットを見て、ヨットが風という抵抗で走ることを知り、変わることを教えてくれたのです。それまでは頑固に自分のやり方考え方を貫き、兄弟子にぶつかり、師匠にぶつかるという「因循姑息の塊」でした。イヤなことが前進するエネルギーだということを知ったのです。心の冬があったからこそ今日ががあります。
我見に執着し、変わること嫌い、人を疑い、自分を疑うという愚を犯していたのです。姑息な人間になったらいかんぞと、月例祭を選び天が戒めてくださることを感謝しています。皆さん昨日はおまいりお手伝いありがとうございます。
明日は「にんげん学」大阪講座「老子を読む」、Tao、道をわが道とすれば繁栄が無理なくおとずれます。お友達をお誘いの上お出かけ下さい。3月の第一週の始まりです、素晴らしい週としましょう。
  
世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
昨日法要が終わり皆様がお帰りになられた後に、253世・山田恵諦天台座主猊下にご揮毫いただきました「金港辯財天」の扁額が落ちるという一大事件がありました。
昨日の一番のご利益です。もしも法要中でしたら下にお座りの皆さんの上に落ちてきたはずです。それを思いますと、感謝でいっぱいです。何かの教えと受け止めています。