一度きりの人生

おはようございます。

新入社員の方々の研修も今日の夕方までで一段落です。将来を担っていただく皆様には一つずつ確かに積み上げていただきたいと願っています。大きな未来を築くには現実を踏まえ一つずつ一歩ずつです、これが秘訣。
そうしますとある時一気呵成に怒濤の如く事が進みます。このことをお忘れありませんよう。
目の前の桜はほとんど花を散らし花の紅い軸が花を忍ばせています。桜はいつの時季でも桜です。花が咲いて注目されるときもあれば、誰からも振り向かれないときも、しかし時が来たればまた呼ばずとも花の下に来て人は見上げるのです。まったくもって人間とは勝手なものだと我が身を振り返り思っています。
自然は私たちに身の振り方、進退を教えてくれます。人は列を為し花見に訪れるときもあれば、誰からも見向きもされない時もあるのが人生だと。お前さんは一年に一度でも見上げられるように努力精進しているかと桜に問いかけられているようにも思います。
また努力精進しても誰も私の方を向いてくれない時もあるのです。そんなとき昨日の老子の話しのように「力を養う時季」なのです。
時が巡って来なければ花は咲きません、時が来たれば必ず花は咲くのです。私たちも同じです。必ず花が咲くのです。そのために冬の時は春の準備、春は夏の準備、夏は秋の準備、秋は冬の準備と、おさおさ怠らないようにすべきです。
中国の詩人、李白(りはく)は「人生、意を得たならば思う存分楽しむべし。この見事な月夜に黄金の如き酒樽をそのまま開けもしないで何としよう。さあ、飲もうではないか。」
「一度きりの人生だから、一日を大切に生きることが大事」だと李白はいいます。李白も左遷され歎きを覚えたからこその上の歌を歌ったのでしょう。
成功するか、失敗するかではなく、楽しみを楽しみ、苦しみも又楽しむようでなければ、楽しみに溺れ、苦しみに嘆くようになります。人生には苦楽が相俟ってこそ味わい深い人間性が培われるのです。
人の苦しみ、喜びを分かち合えるようでなければ真の友も、肝胆相照らす友も得られず、仕事で苦楽を友にする盟友もできないのです。進んで一人になるのは耐えられますが、多勢の中での孤独感ほど耐えられないものはないのです。
新人の皆さんは初体験に苦しみを感じているでしょう、しかし終えたときの開放感は筆舌に尽くせないものを感じていただけるはずです。それはやり通したからです。「たかが三日、されど三日」です。苦楽は糾(あざな)える縄の如しの道理を知れば、モチベーションは落ちませんし、やる気も無くならないのです。皆さん今日も楽しく一日を味わいましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
昨日の観音様の桜と私の部屋から見える桜です。


皐月も咲きました。

筍も大きくなりました。


八重の桜の出番です。必ず出番は回ってきます、自分を信じて精進しましょう。


善光寺へ行こう。


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※学校に行きづらい、会社に行きにくい、なぜこんな気持ちになるのでしょうか?それは自分に正直だからではないでしょうか、自分に正直になり生きるのに誰に話せば良いのかわからない人のための一時避難のオアシスが「特定非営利活動(NPO)法人こころのはな」です。
お父さん、お母さん、お子様に何か「おや何か変だな?と気づき、感じ思うことがありましたら」いつでもお電話ください。早いほうが良いと思います。0774-45-5561(斯波(しば))、がお待ちしております。メール相談も承っています。e-mail shiba@kokorono-hana.com。