惑わず

おはようございます。

今朝も雨が降っております、最近の天気予報は当たりますね、強い雨が降るようですので気をつけてお出かけください。
論語に「知者は惑(まど)わず」とあります。人よりも多く知っているから惑わないと言うことではなく、「己を知る者は惑わない」「分(ぶん)を知る者は惑わない」のです。
夢を追う、志を持つことはとても良いことです。しかし「必ず、・・・でなければならない」と思いすぎては惑い迷いを多くします。
己を知るとは「生きる焦点が定まる」ということです。焦点があれば、何があっても右往左往することがなく冷静でいられるのです。冷静でいられなくなるときもありますが、少なくとも惑いはしなくなるのです。いわゆる覚悟ができる。
孔子はこうも言っています。「一を以て貫く」、多くをするのではなく、「一つのことをやり通す人生。」。「あれもこれも、あの人よりも、この人よりもという思いが惑いを多くします」し、そんな思いで歩めば人生疲れてしまいます。
私たちは日々違った状況、条件、又さまざまな人、仕事との出会いの中で生活しています。だからこそ「心は動きに感応します、その人のためにできることがあります」これは自然のことです。感応しないような冷血な人間になってはいけません。
感応するからこそ自分を知るべきです。知っていれば惑うような事態を招かないのです。あれもこれもと己を知らずして欲ばりにやってしまうから「失敗や惑いを多くする」ことになるのです。
知者は「できない、知らない」ということも確かに言えるのです。そしてできない、知らないことに出会ったなら「できるように、知るように努める」のです。これが「知者の在り方」です。
欲することだけ、部分(結果)だけを欲しがる人、何かを得たいと考えている人(名誉や地位)は物事の道理を知りませんから、惑いや迷いが多いため、「やり通すことができないため不信を自ら招くのです。」。
4月も後半の週に入ります。惑わずに己を高め、確かな一を磨けば自ずから多くの人々に分相応のお役に立てるのです。欲で行動してしまうから不信、失敗を招く事態となることを知りましょう。そして惑わず楽しい日々を過ごしましょう。素晴らしい一週間でありますことをお祈り致します。
明晩は「にんげん学」神戸講座「論語を読む」です。神戸地区の皆さん会場でお会いしましょう。ご一緒に論語の音読を楽しみ味わいましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
※学校に行きづらい、会社に行きにくい、なぜこんな気持ちになるのでしょうか?それは自分に正直だからではないでしょうか、自分に正直になり生きるのに誰に話せば良いのかわからない人のための一時避難のオアシスが「特定非営利活動(NPO)法人こころのはな」です。
お父さん、お母さん、お子様に何か「おや何か変だな?と感じ思うことがありましたら」いつでもお電話ください。早いほうが良いと思います。0774-45-5561(斯波(しば))、がお待ちしております。メール相談も承っています。e-mail shiba@kokorono-hana.com。