自分をよく知ること

おはようごいざいます。

「にんげん学」小倉講座ご出席の皆さんありがとうございます。「にんげん学」は日常の喧噪を離れ、ややもすると外の世界に心が引かれたり、惑わされたりしがちな自分の心を見ることでもあります。正しい一時避難といってもよいかもしれません、いわゆる心の遊び、ゆとりです。人間関係では一歩引くこと、謙虚は大事なことです。
心学によって、自分の性格、強み、弱点を知っていればこそ、計画的に人生を歩めます。私たちは「自分の犯したミスは「周囲のせい」にしますが、他人の犯したミスは、その人の「性格のせい」にしがちです」、人間は「本当に自分がわかっている人はいないのではないでしょうか?」。だからこそ心学が重要なのです。
私たちは一生懸命に生きる余りに自分を見失ってしまいがちになるときがあります。目の前しか見えなくなってしまうのです。現実を少し離れて見ることで自分が見えてきます。ジャンプするには屈まなければできません。ボールを遠くに投げるには腕を後ろに引かなければいけないのです。
知的スキルを高めても、自分を知らない故に自分というスキルを生かすことができないで悩んでいるという人を大勢見ます。「こうでなければと決めつけてしまい」、自分で「自分をがんじがらめにして」、目標を忘れて、方法論を云々してしまって堂々巡りをしている感じです。
老子第三十三章 人を知る者は智(ち)なり、自(みずか)らを知る者は明(めい)なり(外よりも内を知ろう、自分を律することが大事という教え)。
毎回ですが、老子の言葉には素直になれます。問題が起きると、どうしても外に向かってできなかった理由を探してしまい、、そうだ、あいつのせいだと決めつけたとしても一向に問題は解決せずよくならない、それは自分を知らないからよくならないのだと老子は優しく教えます。静かに内省することを身につけることが大事だと。
「人を知る者は智(ち)なり、自(みずか)らを知る者は明(めい)なり。人に勝つ者は力有(ちからあ)り、自(みずか)ら勝つ者は強し。
足(た)るを知る者は富(と)む。強(つと)めて行う者は志(こころざし)有(あ)り。其(そ)の所(ところ)を失(うしな)わざる者は久(ひさ)し。
死して而(しか)も亡(ほろ)びざる者は寿(いのちなが)し。」
「他人のことがよくわかるのは智恵のはたらきであるが、自分で自分のことがよくわかるのは、さらにすぐれた明智(めいち)である。
他人にうち勝つのは力があるからだが、自分で自分にうち勝つのは、ほんとうの強さである。
満足することを知るのが、本当の豊かさである。努力をして行いつづけるのが、目的を果(は)たしていることである。自分の本来のありかたから離れないのが、永(なが)つづきのすることである。
たとい死んでも、真実の「道」と一体になって滅(ほろ)びることのないのが、まことの長寿である。」と教えます。
これ以上の解説は必要ないでしょう。私たちがもし目標を達成できず、また仕事がつづけられないというのは、自分が本来何のために生きていくのかを確かにしていないから長続きしないのだというのです。
道理に添う本来の在り方から離れない人の生き様は後生に迄伝えられ、滅びることは無いのです。今私たちが老子を読んでいるのが何よりの証です。これが長寿だというのです。
人生が豊かで幸せであるということは、人様に勝つことでもなく(永遠に勝ち続けられない、そんな疲れる人生を選択しない方が身のため)、人よりも地位が上であることでもなく、お金やブランド物を沢山持っていることでもありません。現実の生活に感謝できることです、現実の仕事に喜びを持って対することです。現実に不足を感じているような気持ちでは決して幸せな日々はあり得ないのです。現実に感謝も無く不足を感じているような人間と誰も仕事などは一緒にしたくはないのではないでしょうか。
今夜は「にんげん学」神戸講座「論語を読む」。豊かで楽しい人生を歩んでいなければ人様は親しみ集まっては来てくれませんよ皆さん。「心学」は足ることの凄さ偉大さに導く世界。足ることを知り感謝し仕事に携わることで自然に必要なものが入ってくる世界へ誘うのです。真の「満足とは、今の生活の中に幸せを見いだすことです。つまり、今、自分が持っているものに目を向けて感謝するという発想です」。今あるものに感謝しつつ努力すれば、幸せが長続きするのです。会場でお待ちしております。
不平、不満、不足を言わない感謝の一日を過ごしましょう。きっと素晴らしい自分に出会えますよ。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
懇親会の「お多幸」さんのお料理、「串揚げと、名物おでん」、マスター毎月ありがとうございます。


お味噌汁も絶品です。

Uさんのお誕生日でした、おめでとうございます。

「ぶら和尚」小倉を行いました。「にんげん学」小倉講座にご出席のGさんがお勤めの「無法松酒造}さんを訪ねました。さすが老舗酒造さん屋根に「恵比須、大黒、打ち出の小槌」が。Gさんお世話になりました。



鯨でしょうか?

元々は「山家酒造」さんと名乗っていたそうです。以前使っていた酒を入れる容器と、山をデザインしたステキな暖簾。



これからの季節は焼酎の仕込みが始まるそうです。調度品と、昔使っていた酒の仕込み桶の中に飾られた商品です。



松本清張記念館に行ってきました。博物館、美術館、記念館に入りますと啓発されるのがいいですね、精進しなければと勇気をもらいます。小倉城のお堀と緑も美しい。





※学校にいきづらい・行きにくい、会社にいきづらい、と考えておられる皆さん、それはご自身に正直だからです。でも何とかしたい、自分の夢を追いたい、したいことをしたいと考えておられる皆さん、心のオアシス「特定非営利活動(NPO)法人こころのはな」はいつでもお電話でのご相談を受付ております。0774-45-5561(斯波(しば)まで)、お待ちしております。
メール相談も承っています。e-mail shiba@kokorono-hana.com。ダイヤルを回す、キーを叩く勇気をお父さん、お母さん少しだけ出してみませんか?HPもご覧になってみてください。お話しすることで気持ちが楽になるということがあります、また良いアイデアが浮かんでくるかもしれません。お待ちしております。
※毎月第一日曜日午後2時より無料相談を行っています。気軽にお出かけください。先ずお電話をいただければありがたいです。0774-45-5561(斯波(しば)までお願いします)。東京、大阪、名古屋、神戸、下関、北九州小倉は毎月行っております、どちらの場所でも結構です。各地でのご相談日、お時間はお電話でお問い合わせください。