父の日

おはようございます。

今日は「父の日」、どうぞお父さんにありがとうの一言を言って上げて下さい、どれほど喜ばれるか、父としてよぉ〜くわかります。
今朝の祈りは格別な思いで捧げます。父親に叱られたことが今では懐かしく思い出しますし、素直に聞けばよかったとも、父が亡くなった歳を5歳もこしてしまいました。
人間、僧としての命を吹き込んで下されたのがお師匠。そのご恩に報いるには日々精進し、何かにつけ「師のお陰」と感謝するようにしております。一人で一人前になったと考えるようになったときから堕落とはいいませんが、人間的な欠陥を生じるように感じています。せっかく築きあげてきたものが尊敬の行動がなくなったとき、秩序を乱し、積み上げたものが音を立てて崩れてしまったという親子関係、現実を目の当たりにしてもいます。
又、師に見習うべく弟子を持つ一人として恥ずかしくないようにあることが大切な恩返しだと思っています。
師に教えられたことの大切なことの一つ「肉親を利害で考えない」ということです。論語、学而(がくじ)第1に「若者よ。家では親に孝行し、外では目上の人を尊び、行動は慎み深く、誠実を旨とし、人びとと広く仲良くし、仁徳ある人に親しみ、それでも余力があれば学問にはげむがよい」という条があります。
人生身近な関係が上手く行ってないことほど悲しいことはありません。上手く行かないのは「利害・損得で考えているから」です。
兄弟姉妹は、同じ釜の飯を食べ、同じ屋根の下で育ち、勉強や遊びを一緒にすることを通じて深い愛情を培うのです。朝から晩まで一緒に暮らし、助け合い、互いに世話を焼き、理解し、信じる。危険が迫れば、全員一丸となってこれに当たり、利害をともにし、手足のごとく情が通い合う。これが親愛の情であり、人生の喜びです。
想像してみましょう。人生に親愛の情がなければ、どれほど寂しい日々を送ることになるでしょうか。身内を疑うことほど寂しいことはないのです。親愛の情は家族、兄弟姉妹の関係を保つための基礎であります。かすがいであります。これがあれば、人生は愉快で楽しいものになるのです。
年老いても親愛の情が衰えることはありません。その「濃淡、親疎、愉快なものか否かは、すべて家族の間の心の距離次第」ではないでしょうか?。
「親は子を慈しみ、子は親に孝行し、兄姉は弟妹と仲良くし、弟妹は兄姉を敬う」ことに対して「損得勘定を持ち込むと、相手から受ける報酬の多寡を考えるようになり、最悪な家族となる」のです。
このようなことになれば、他人同士のように、否、それ以上に、親子や兄弟姉妹の関係を打算的に考えるようになり、情愛など消し飛んでしまう最悪な家庭となってしまうのです。
「肉親を利害で考えない」、父の日をそんな思いでお過ごし下さい。素晴らしい休日でありますよう。明晩は「にんげん学」神戸講座「論語を読む」です。楽しみに出かけます。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
昨夕カメラを携帯するのを忘れ自宅の前川の夕景を携帯でパチリ。


※学校に行きづらい、会社に行きにくい、なぜこんな気持ちになるのでしょうか?それは自分に正直だからではないでしょうか、自分に正直になり生きるのに誰に話せば良いのかわからない人のための一時避難のオアシスが「特定非営利活動(NPO)法人こころのはな」です。
お父さん、お母さん、同じ悩み苦しみを持っている方たちとお話ししてみませんか。分かち合いますと何か光が見えてくるような気がするのです。それだけでも心が楽になります。0774-45-5561(斯波(しば))、がお待ちしております。メール相談も承っていまe-mail shiba@kokorono-hana.com。