無心・無欲

おはようございます。

CMA様主催「F社様配属前新入社員研修」受講者の皆さんありがとうございます。一昨日雨が降る蒸し暑い中に入山、昨日は今夏最高の暑さの中の研修でした。初めてのことを体験いただき、どのようなお気持ちだったでしょうか、感じた気持ちを大切に次のステップアップの糧として、次世代を担うご活躍をして下さい。じっくりと一年を体験し、何を学べば良いのか、身につけなければよいのかの確かな対策を講じ充実した社会人人生を送ってくださいますことをお祈り致します。
先日の「大般若経六百巻転読会大法要」の日あたりから蝉が鳴き出しています。昨日、一昨日と真夏日でしたので鳴き声が多くなったようです。長い時間、土の中にいて漸く地上に出た蝉たちが私たちの出番だぞ〜と言っているように聞こえます。
そんなことを考えていましたら、ふと夢を持っている人は沢山いるんだよな〜と頭の中を過ぎりました。その夢を実現したいと考えている人は多いと思います?。夢を実現したいと考えておられる皆様に「こころがけ」といいますか、「心構え」の一つとして「無我・無心・無欲になる」ことを進めます。
「どうしても成功させる、という強い意識を捨てる」ということです。余りにもこの意識が強すぎますと「適切な対応ができなくなる」「相手のことを何も考えなくなる」「視野狭窄に陥る」「力が入りすぎ固くなる」からです。そして「状況判断が鈍り」せっかくの能力・スキルを発揮することができない状況・状態を「自分で作ってしまう」のです。
いってみれば、目標を達成することが本意であるのに、「余計なことを考えてしまう」のです。余計なことというのは「目の前の人に優秀だと見て欲しい」「いい評価が欲しい」という我欲です。この意識は「無意識のうちに起こりますので厄介なのです」。
無心無欲でない故に「余計な雑念が生じ余計なところに力が入り、能力を半分も生かせず、チャンスを逃がしてしまう」のです。
目標を忘れろとはいいません、目の前の人に「いい格好をするな」ということです。知識学問を生かすことは「社会のお役に立つこと」で大きな使命です。そこに、我欲という小さな世界で「評価云々の狭い世界」にとらわれているようでは、上手く行くはずもないことを知るべきでしょう。普遍的な学問をしていながら、小さく狭い己の我欲で人生を考えているようでは一生ウロウロするだけなのです。
我欲に囚われない一つの方法が座禅瞑想です。体験いただきました座禅法で一日5分でもいいですので、無心・無欲になる習練をしましょう。身体、呼吸、心の三つを調えることです。今日もこの三つを調え充実した一日をお過ごしください。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
研修の最後に「お薄を一服」いただいていただき「一期一会」のお話をさせていただきます。一生は一度の出会いが大事です。日々新たな気持ちで出会いましょう。
床の間の花とお軸、「槿とすじすすき」です。


正座をしますと自ずと礼儀がよくなります。


一昨日の夕景です。







※学校に行きづらい、会社に行きにくい、なぜこんな気持ちになるのでしょうか?それは自分に正直だからではないでしょうか、自分に正直になり生きるのに誰に話せば良いのかわからない人のための一時避難のオアシスが「特定非営利活動(NPO)法人こころのはな」です。
お父さん、お母さん、同じ悩み苦しみを持っている方たちとお話ししてみませんか。分かち合いますと何か光が見えてくるような気がするのです。それだけでも心が楽になります。0774-45-5561(斯波(しば))、がお待ちしております。メール相談も承っていまe-mail shiba@kokorono-hana.com。