蝉の声で

おはようございます。

蝉の声が子どもの頃を思い出させるのかもしれない、不出来だったせいか、子どもの頃から妄想癖がある。妄想癖が現実に役立つアイデアになればいいのだが、そんな簡単になるはずもなく、しかしながら今でも妄想が好きです。
それと理想、理想というより空想、やはり妄想でしょう、偉人になる空想、妄想を描く(どんな偉人かと突っ込まないでほしい)ことが好きです。まあ現実逃避です。
何でも好きな人物になれるのが楽しかった。いじめっ子をやっつけることができる、スカッとしたものです。現実逃避できたから今まで何とか凌いできました。
スーパーマンバットマン、私の子どもの頃に流行った剣道マンガ「赤胴鈴之助」(今の人は全然知らないと思います)などは大好きな私のヒーロー。
何故好きかと言えば、普段は弱いが、マントや赤い胴をつければ途端に強くなるのですからたまりません。マントや赤胴がどれほど欲しいと思ったことか。
長じてマントや、赤胴はいくら何でも「思いである」ことに気づきました。人に勝つ強さではなく、自分の妄想(理想)を思い続けるマント、今は思いという赤胴をつけているつもりです(愚か者と笑われそうですが、笑わないで下さい。)人に勝てなくとも、自分の思いだけは果たしたい。
いつかは、という思いが揺らぐことなく続いています。人に勝とうなどとバカな妄想を捨てた。勝ちようもない競争をしたところで、悲しみと悔しさを増すだけ。そんな精神衛生に悪い馬鹿なことより、妄想の中で一人遊び楽しく過ごした方がいいとある日、ふと気づかされました。
立派な人を見たら、真似ればいいと伝教大師様は教えてくれました。日本で最初に「大師号をいただいた偉大な方が伝教大師様です」。そんな方が、「真似た」のですから。伝教大師様は御仏の「六根(ろっこん)」、眼・耳・鼻・口・身・意の六つを真似たのです。
仏になろうとしたのではなく、真似る生涯だったのです。私も「なれずとも、真似る生涯なら送れる」と妄想しました。偉大な人間になりたいという妄想が伝教大師様への縁つながる働きをして下されたのだと、ノーテンキに自分で感心して悦に入っています。
ある人が、バカな頭で考えるからバカになると、けだし名言。孔子は「賢を見ては斉(ひと)しからんことを思え」と、賢者と同じようになれというのではなく、賢い人を見たら、できることを見習えといった。これならできる、またまた勇気と希望を得ました。
「最も愚かな者は、知らずに知ったかぶりをすることだ」「無知が愚かなのではなく、知ったかぶりが愚かなのだ」と師に教えていただきました。
何よりも真似る人生を送っていますと楽しくなるのです。鬱々としていた日々が嘘のように新しい景色が見えてくるのです、それが又楽しいのです。真似るという行動で精神と身体が躍動し、真似てる人と話しが合ってくる、共鳴していくのが又日に日に感じます。意識が変われば行動が変わる、行動が変われば結果が変わる、結果が変われば人生が変わるという諺を実感する日々。
素晴らしい人を黙々と真似ることを人生としてきましたら、良いご縁が集まって来た、よいご縁が集まってしまうのが不思議です。真似るのは「幸運を招くパワー」。考えずに今日も見習います。
今日は「終戦記念日」、小さな争いが大きな争いを生みます。争いは全て「我欲」から。世のため人のためといいながら、己の生き様を押しつけるのも我欲。伝教大師様は慈悲を「己を忘れて他を利する」と明快に示されました。
「慈」はサンスクリット語のマイトリーmaitr(友情)にあたり、深い慈しみの心をさし、「悲」はカルナーkarun(同情)にあたり、深い憐(あわれ)みの心をさします。仏典では、生きとし生ける者に幸福を与える(与楽(よらく))のが慈であり、不幸を抜き去る(抜苦(ばっく))のが悲であるといいます。
我が国だけ、我が民族だけ、我が家族だけ、我が会社だけという、言葉は一見大きくても考えが小さな我欲から争いが起きることに気づきましょう。戦争は悲劇しか生みません。
争いを起こすのは弱いことを見抜かれたくないという愚かな心からです。国も個人もこれは同じ事。
分かち合いは喜びを生みます。お盆でもあり、ご先祖様への供養と共に先の不幸な大戦の犠牲者の皆様にもご焼香し不戦の誓いを新たにしましょう。一人の誓いが大きな誓いとなります。先の大戦の犠牲者の皆さんのご冥福をお祈り致します。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
今朝の風景。夜明けの時間が少しずつ遅くなっています。


滋賀県守山から毎月おまいりのSさんがお盆のおまいりで餅米をお供えくださいました。

※学校に行きづらい、会社に行きにくい、なぜこんな気持ちになるのでしょうか?それは自分に正直だからです、自分に正直になり生きるのに誰に話せば良いのかわからない人のための一時避難のオアシスが「特定非営利活動(NPO)法人こころのはな」です。
お父さん、お母さん、同じ悩み苦しみを持っている方たちとお話ししてみませんか。分かち合いますと何か光が見えてくるような気がするのです。それだけでも心が楽になります。0774-45-5561(斯波(しば))、がお待ちしております。メール相談も承っていまe-mail shiba@kokorono-hana.com。
3Dプリンタのエンジニアになりたい、蕎麦打ち職人になりたい、農業の従事者になりたい、陶芸家になりたい、カラーアナリストになりたい、などなど考えておられる皆さん、是非ノックして下さい。小・中・高校生の皆さんの勉強の指導も行っています。自分の為の学び、夢に向かって歩いてみませんか?。階段を一段ずつ上がる喜びを体感しましょう。
家庭内暴力でお悩みの方、一時避難のオアシス。いつでもお気軽にお電話下さい。避難する勇気が落ち着いた人生を取り戻します。
※「すとっぷ、ざ、いじめ」「すとっぷ、ざ、登校拒否」「すとっぷ、ざ、ひきこもり」。イジメにあってた皆さん、登校拒否をしている皆さん、ひきこもっている皆さん、手記を書いてみませんか、「NPOこころのはな」のHP上で発表させていただきます。もちろん匿名です。同じ悩みをお持ちの皆さんと分かち合い、少しでも光が見えてくれることを願っています。e-mail shiba@kokorono-hana.com。斯波まで、よろしくお願いいたします。お待ちしております。