私を

おはようごいざいます。

愛宕寺「月例・幸福開運祈願祭並びに地蔵盆法要大数珠繰り」おまいりいただきありがとうございます。輪になって大数珠を繰りご先祖様の菩提を願い、感謝、お子様、お孫さん、ご家族の安泰を願う、素直な行動に将軍地蔵様もきっとご守護くださいます。
私たちは共に在ることを願いながら、それがなかなかできないのはなぜでしょう、それは我欲があるからです。人より、もっと、彼より上にといった具合に変な人欲が無意識に頭をもたげることが禍するのです。だから発展したいと思っていながら人とつながりの輪が難しくなる。
皆さんとご一緒に祈りを共にすることで、そんな我欲がご本尊様の霊気、精霊の働きにより、取り除かれ、社会の中で無意識に共にできる魂となります。波動を自然と合わすことができる、それが社会においていろいろなチャンスをいただけるオーラとなる。波動を自然と合わすというのは「無意識に人を敬愛すること」といってもいい。そんな波動が人には心地よく受け入れられるのかもしれない。
そんな皆さんの祈る姿を拝見し、ある話を思い出しました。『お釈迦樣があるとき、あるご婦人にお尋ねになりました。「あなたは誰を一番愛していますか?と」。そのご婦人は「私を一番愛しています」と応えました。素晴らしい答えですね、とお釈迦樣は言われ、さらに尋ねました「なぜあなたはご自身を一番愛されるのですか?」と。そうしますと、「私を愛してくれる大切な家族を愛するからです」と答えられたのです。』
いかがです、お釈迦樣とご婦人の会話、素晴らしいですね。「自分を愛する人は周りの人を愛せる、大切にするのです」。「自分を大切にしていない人は、愛されたいという欲望が増していっても人を愛せないのです」。愛は「捧げるもの、慈悲そのものです」。
親は子どもに「こうあって欲しいと願っても無理強いはしません」。愛すればこそ「子どもや家族に全ての愛を注ぎ込むのです」。献身的な愛だからこそ、押しつけないからこそ「互いの思いが言わず語らず通じ合う」のです。それが祈り合い、共にする家族の姿です。
自分を愛する人は人をも愛することができます。だからこそ多くの人からも慕われることにもなり、願わずともラッキーな人生に恵まれることになるのです。そして、「ラッキーであることを知ってもいます」。自分の力だなどと努々(ゆめゆめ)思わないのが自分を愛する人なのです。いわゆる謙虚、お陰様の人生を送る。
昨日おまいりくだされた皆さんのお姿を拝見し、こんな思いが湧きました。やはり「目の前の人は、私が気づくために仏様が使わしてくだされた天使」なのだと。
明日は「にんげん学」小倉講座「老子を読む」、Tao自然の道は「共存共栄の道」、愛そのものの教え。明後日は神戸講座「論語を読む」、孔子が道に従った秩序をわかりやすく説いてくれました。その階段を一歩ずつ上りましょう。
今日も素晴らしい一日でありますよう。自分を愛すればこそ自分を大切にできます。自分を愛する人こそ周りの方々を大切にできます。自分を愛することが繁栄の根本なのです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
Oさんからの昨夜のお供養です。今年初物の松茸、初物をいただくときは東を向いて笑って食べると長生きするといいますので焼き松茸にして美味しくいただきました。そしてグジの味噌漬けとあんかけ、カツオを漬けにした山かけ、でした。ごちそうさまでした。