宝珠

おはようごいざいます。

皆さん、宝物は何ですか?私の宝物は「法・教え」です。もちろん法から生まれた物も大切です。「永遠性の教えが最高」。このような思いで暮らしています。そうしますと足るを知り、物を大切にするのです。これも教えです。
愛宕寺ご本尊様は火防大将軍愛宕大権現、将軍地蔵様です、お地蔵様は宝珠(ほうしゅ)をお持ちです。「宝珠(ハートを逆さにした形)」は如意宝珠(にょいほうじゅ)とも呼ばれ、「思いどおりに宝を出すといわれる珠のことです。いかなる願望も成就し、意のままに、宝や衣服、飲食を出し、病気や苦悩をいやしてくれる宝珠であり、また悪を除去し、濁った水を清らかにし、災禍を防ぐ功徳がある」のです。宝珠の意味は上記のとおりです。私は宝珠の教えを信じています。
信じることは行動することです。昨日書きましたように、思いは「言葉」、言葉は「行動」、行動は「性格」、性格は「運命になる」のです。
私は過去現在未来の一体を信じ因果応報を信じています。だからこそ如意宝珠に祈りを捧げ未来の運命を切り開き大願を成就したいという皆様方のお祈りを真摯に受け止め、八千枚(八千本)の護摩を断食・断水・火生三昧にてお焚きあげ厳修します。
いつも書いていますように、「私が信じているのです。修する行者が信じていなければ、話になりません」。私が比叡山修業時代多くの行者様が修していた事実を拝み見てそのご利益を目の当たりにしてご利益を実感したのです。だから人様にお勧めする前に私自身が日々厳修しご利益をいただいたのです。だからこそ確信できるのです。
法は無私(誰彼を選ばない。好き嫌いをしない)のです。真摯に無心に行じた行者に、信者さんに法力・加護を必ずもたらします。この事実を私は実感しているからこそ日護摩も行じます。
地蔵菩薩は、サンスクリット語で「クシティ・ガルバ」といいます。クシティは「大地」、ガルバは「胎内」「子宮」のことです。「大地を母体とするもの」の意です。「生命を生み出し育む大地のような広大な慈悲を持ち、生あるものすべてを救う」のです。
だから「如意宝珠」をお持ちになり、そのお力を表すのです。午後2時からの「八千枚護摩供」どうぞおまいりください。お待ちしております。皆様の願いが聞き届けられますようお祈りいたします。素晴らしい一日でありますよう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
皆様からいただいた添え護摩祈願です。八千本を午後2時からお焚きあげします。ご祈願をいただきました皆様心して行じます。

下関の歴史を紹介する冊子に、愛宕寺を信仰くださる老舗菓舗・松琴堂さんのことが出ていましたので。