おはようごいざいます。

弥生3月、言葉や文字は気持ちを暖かくしたり、寒からしめたりします。言葉には気をつけなければいけませんね、誰の言葉でも人様に影響を与えます。今月も宜しくご訪問ください。
3月という月は新旧の入れ替わるときでもあり、変化の時でもあります。ということは変化しなければいけないということでもあります。変化とは「希望・夢」です。希望・夢を再認識・再確認して新しい風を生かしましょう。
風とは「人様」。人様の「心を如何にキャッチできるか?」です。そのためにはやはり「感謝と謙虚」です。
私たちは生まれながらにして、いろいろな物に対する欲望というものがあります。したがって、「その欲望をどこまでも満足させようという欲求衝動がある」のです。これが私たちの世界では三毒(さんどく)といいます。心を毒する三つです。「貪(とん。むさぼり)」・「瞋(じん。いかり。欲望の満足されない時に起こるいかり)」・「癡(ち。馬鹿。あまり欲を出すと目がくらんで、物がわからなくなる)」の三つが人間にそなわっているのです。
「欲に情有り」といいます、要するに欲には「情が伴う」のです。しかし情欲や貪欲というものは、「良心とか、理性とか、いうものに相反する異質のものか?」といいますと、そうではありません。情欲や貪欲は身を惑わし狂わしめるものですが、「絶対に悪いと考えてはいけません」。
これは「等しく天の働きだから」です。「人を通ずる天の働き、自然の作用としてこれを肯定すべきです」。矛盾的に考えず、一元的に、総合的に、自然的に考えるべきです。なぜなら間違い、失敗をしない人はおらず、「横道にそれれば救われないのかといえば、そうではありません」。
「深く反省し、懺悔し修正し、やり直すことをさせるのが」やはり「天の働きだから」です。決して「悪(にく)まない」というのが、御仏の教え、慈悲であり、仁・恕であります。
ですから「天・人を生じて貪有り欲有らしめた」のです。なぜならば「等しく人が人のお手本だからです。人が人を育むのです」。貪欲がどのように人を苛み、人を愚かにするか、そしてそこから「どのように立ち直るか」「苦楽の経験を重ねるからこそ楽しく明るく生きることができるのか」です。
もっとも大切なのは「人が人を許すということ」です。「寛恕の心」です。
欲には「情があります」。すなわち「情欲」です。情欲は全てを分けて考えます。「損得、上下」等。それを「知・情・意」といいます。情有るが故に知り、意識となるのです。
情により、知り、意識として先人が「心学」を編纂くだされたことに「感謝」です。そして「謙譲」が地位と冨とを与えることが自然の摂理であることが学び続けてきたからこそ「声を大にして言えます」。明言できます。それは「人を思いやる」ことだからです。
以前に何度か書きました。情を「豊かにして知ること、意・思いを大事にすることの大切さ」。
思いはとても大切なものです。なぜかと言いますと、「いつか言葉になるから」。だから、思いはいつも人を思いやる思いを持つべきです。
言葉にも気をつけるべきです、「いつか行動になるから」。だから人を喜ばせ自分を戒める言葉を発することです。
行動にも気をつけるべきです、「知らないうちに習慣になるから」。日々の行動がだから大切です。
習慣にも気をつけるべきです、「いつか性格になるから」。人を思いやる道理に即した習慣が大切です。
性格にも気をつけるべきです、「いつか運命になるから」です。
論語、衛霊公(えいれいこう)第15、23条「己の欲せざる所は、人に施すこと勿(なか)れ」。弟子の子貢(しこう)が「人間としてやるべきことを一言で言ってください」と尋ねたとき、孔子は「恕(じよ)である」と答えました。続けて「恕」を説明したのが上のことばです。「自分がイヤだと思うことを人にしないことだ」と。
人は「大事にしてくれる人、好きな人、希望を与えてくれる人に大きな感化を受ける」のです。情欲の情欲たる所以です。天が願っている「人を通して天の働き」を示していることに人間として誉れ、使命を感じ、多くの人々を幸せの道に誘いましょう。天命に随った真の在り方です。
孔子の「自分がイヤだと思うことはするな」の教えは、非常に「単純明快」な教えです。小学生でもわかります。ただ私たちは、「できて当たり前のことができない」ものです。新しい風が吹く季節「このできて当たり前のこと」をできるように「感謝と謙虚」を今月は実践し身近な人、先輩、後輩の皆さんに接しましょう。「豊かに繁栄する道」です。
素晴らしい3月でありますことをお祈りいたします。今月もよろしくお願いいたします。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
「冬来たりなば春遠からじ」、自宅前の「前川」の「桜の老木」です。葉の茂る、花の咲くときも大好きですが、この時期の桜が最も好きです。何とも言えない風情を感じるからです。昨日散歩して。






桜の古木に魅せられていますと白鷺が。