お中日

おはようございます。

今日はお彼岸のお中日、ご先祖様へ感謝のお祈りを捧げましょう。心華寺では午前10時より「春季・彼岸会法要」をお勤め致します。お休みですご家族皆様でおまいりください。ご家族でご先祖様へ手を合わす、このことを普段に出来るようになればご一族の安泰、ご自身の人生の安泰が必ずやもたらされます。
親から子、子から又その子どもへという物心両面のバトンタッチは誰でも嬉しいのではありませんか?。先ずそのことを自ら率先しましょう。
今、在ることに感謝、その思いが未来への安泰の道に通じます。今を楽しく暮らせばこそ未来に楽しい夢を持てます。ご先祖から父母そして私、私の子ども(次世代の方々)へ受け継がれるという図式は永遠に変わりません。
「温故知新(おんこちしん)」。「故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る」という意味です。人生を歩んで行く道中、自惚(うぬぼ)れを生じ躓(つまず)いたり、事を運び上手く行かなかったり、人間関係で問題が生じたり、いろいろとあります。
知らないところに行くときには必ず地図で確かめるように、未知の未来を目指し歩んでいく私たち、「人生の在り方を教えている、先人が遺して下された心学という地図が必要です」。価値観の違う社会の中で争わず、迷わずに歩む。迷えば立ち戻る「心学という地図」。
地図を見て、「先人・賢人の方々に知識、人との関わり方、歴史を学ぶ」、そうしてこそ「良い結果を導き出し、新しい創造が生まれる」のです。
学ぶ人はややもしますと血気盛んであります。それが「失敗から学ぶ」「先人から学ぶ」「素晴らしい先人をお手本とする大事を忘れてしまう傾向に陥(おちい)る」のです。学生時代成績が優秀だったり、点数が良かったり、これまで余り失敗が少なかったりする人に見られる傾向です。
「先人をお手本として、まねをする(まねぶ・学ぶ)事で創造は始まり」「オリジナリティの源泉は先人にある」ことを知るべきです。現在、私たちが活用しています文学や学問、科学、音楽、絵画など、あらゆる部門で、突然に出現した方法・技法はありません。先人からすべて学んだものから始まっているのです。先人の知識、技法・技術を模倣する中から、新しい技法や技術、知識としたのです。これが「人類の偉大な人から人への歴史」です。このように先人に感謝もできず偉そうに言うことなどもってのほかです。
私たちは朝に夕にご先祖様に手を合わすことを通し多くの先人・賢人に感謝するのです。先人・賢人たちが「紡(つむ)いできた心学を愛し、努め、真理を求め、温(あたた)めることで新しい息吹きとなることを、これまた学んだのです」。
今日のお中日、ご家族でご先祖様の威徳、思い出を語らい、感謝を厚くして過ごしましょう。威徳と言っても格別なことでなくてもいいのです。「おじいちゃんは碁がうまかったよね〜」「おばあちゃんの料理は美味しかったよな〜」「ああ、あの時遊園地に連れて行って貰った」「運動会に来てくれた」「あの時みんなで食べた弁当がうまかったなぁ〜」「病気のとき寝ずに看病してくれた」等々でいいのです。そんな話しをすれば、「よし又がんばろうという気持ちもでてきます」、きっと「お子様お孫様に勇気と素晴らしい希望の種を植えることと成ります」。静かに手を合わせ反省する日としましょう。午前10時から法要です、おまいりをお待ちしています。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
近所のお宅に咲いていた見事な白木蓮と、住宅街の歩道の街路樹の下に咲いていた可憐な花です。