光を受けて

おはようございます。

昨日、神戸から下関・愛宕寺に入りました。新幹線の車窓から見える景色が随分と変わってきました。新緑がお天道様の光に輝きとてもきれいです。
私たちも無心にポストにベストを尽くせば、誰かの光を受けてきっと輝くのでしょう。人様から照らされてこその輝き、特定の誰からというのではなく、誰かが光を放ってくれている、多くの人に照らされていると私は信じます。
先日の「にんげん学」神戸講座に初めてご出席くださいましたKさんからお名刺をいただきました、そこには「詩人」と書いてありました。そして驚きました「誰の心にも華はあるから」と書かれているのです。当に「心華」です。Kさんも、私も「どなたかの光に照らされ導かれての出会い」だと感動しました。人はどなたかの光をスポットライトのように浴びて導かれるのです。出会いは理屈では測れない不思議の世界。不思議の世界ではありますが、「誰かの心の思いの世界」です。
私は御仏の道を信じ、師の教えを信じ歩んでいます。すべての出会いは「信の世界の出会い」と信じています。でなければ「多くの同行の方々」「多くの研修生との出会い」はなかったのです。
自己実現を図るため、生涯を通して歩むためと仏門に入り、仏道を歩む姿を心華寺ご開山様であります、長沢芳夫・一栄夫妻の目に触れ、心華寺にご縁をいただきました。私が「何か功績を残した。功績がある」というのではありませんでした。ただただ比叡のお山で「掃除、草引き、高僧のお手伝い、仕える」という道を歩んでいたのです。それが道だと思っていたからです。位を得る、特別な修行を行うというのではなく、「日常の生活そのままが修行と考えていました」。自分でもできると思ったからです。
比叡山をお開きになられた伝教大師最澄上人様は「菩薩道」の実践として、「己を忘れて他を利する」ことが仏の道だとお示しになられたのです。ただただ「利他を自利とする」道。
比叡山から社会に出て、心華寺という世界、場を与えられ、そこで感じたのは社会で輝いておられる方は、皆さん社員さんや、周りの方々の「仕事を作っている。作らせていただいてる」「利他行の実践の姿を見たのです」。
そんな思いをするようになってから、さまざまな方が心華寺にお訪ねくださるようになったように思っています。今日から心華寺では「M&USCHOOL」が一泊二日で開校されます。SCHOOLの学長のU先生との出会いも摩訶不思議な出会いです。出会いはもう30年も前です。今でも年は重ねましたが出会った時のままの精神です。「道を歩むとは物質や地位を得ることではなく、利他の道を歩むこと」、その時々に与えられる「命の悦びを感じること」だと思っています。だからこそU先生はひたすら30年も心華寺を場として活用くださるのだと道とU先生に感動するのです。
自分の心の充実、私たちは精神、心の中に何を感じているのかで幸せと感じたり、不幸と感じたりするのです。
心という、精神という実体のないものでウロウロしてしまっている人を多く見ます。そのように身を苛ませる人生ではなく、心の中に、利他という世界を持ち続けてこれからも歩んで行きたいと思うのです。
明日は24日です愛宕寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」。豊かな繁栄の聖典読誦をご一緒しましょう。午前10時からです。
M&USCHOOL受講の皆さんお気をつけて心華寺に入山ください。留守をしていますが、身は愛宕寺にありますが魂は心華寺にあります。「心の華は十方を照らします」。皆さん心を大切にしましょう。
目の前のお仕事、人が私たちを照らし輝かせてくれます。目の前の多くの人様やお仕事の光を受けている私たち、ポストにベストを尽くせばその光を受けて受けた光以上に輝きを放つのです。
明日はご一緒に熊本・大分地震への復興の祈りを致しましょう。光を届けましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
私たちは熊本・大分地震の復興を支援いたします。
毎月何年も同じ姿を見て感動しています徳山の工場群です。昨日新幹線の中から撮りました。