くりかえし

おはようございます。

昨日東京浅草へ出ました。毎年一度行われます「筆心展(ひっしんてん)」という書道の作品展の観賞のためです。「にんげん学」東京講座へご出席いただいています、宮川映光先生が主宰されています。「観峰流書道筆心展」。
観峰流書道は「原田観峰」という先生が始められました。その教えを大事に継承されているのが宮川映光先生です。
毎年眼福を味わっています。一つのことを続けて精進されている方は美しい、心根が良いのでしょう。そして表情が豊かなのがいい。一つの殿に精進している透明感が良い表情を醸し出すのでしょうか?。宮川映光先生が筆心展作品集の「ごあいさつ」に素晴らしい挨拶文を書いていますので紹介します。
「観峰宗師は、先祖の残した真の文字と日常生活に密着した「正しく美しい文字」教えることの推進と普及に努められました。
わたしたちは、書道を通じて自己啓発に務め心豊かな人間性を養う書道教育理念を目標に今後とも更に精進してまいりたいと思います。
筆心展開催にあたりみなさまのご協力に対しこころより厚くお礼を申しあげます。」
素晴らしいですね、自己啓発に努める、書を通して自己啓発に精進する、ぶれない心、純粋な精神がいい。
映光先生の生徒の皆さんへの講話に心を打たれました。少しだけ書きます。「筆心(ひっしん)」とは「心は見ることはできませんが、その心は筆に現れます」というお話や、「まなぶとは、素直になること」、また観峰宗師がよく言っていたという「くりかえし くりかえし積む 妙技かな」、これは何も人様より書が優れているというのではなく、「くりかえし くりかえし」する「素直な心がけ」が妙技をうむということだそうです。なるほど深い意味があるなと感心してお聞きしました。そして今日は他の皆さんの書を「よく観察し、観賞してください、書かれている皆さんの心を察するように拝見してください」と。
良い一日を過ごさせていただきました。人様とのご縁はやはり大切です。今日は休日です。「先人から何か受け継ぎ、後世に伝えたいというものがあるか、どうか」を静かに考えてみてください。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
私たちは「熊本・大分地震」の復興支援を応援します。ボランティアの皆さんご苦労様です。気をつけて作業お手伝いしてください。感謝いたします。
宮川映光先生の筆心展、先生の講話風景です。


観峰宗師の書です。

映光先生と。

お弟子さん達と。



映光先生の書です。

会場近くの交差点からスカイツリー

昨日の富士は雲の中でした。