正しい知恵のつけ方

おはようございます。

5月の最終週です。一ヶ月の反省を確かにしましょう。日々の暮らしが昨日の自分を超える楽しい修養。現実の実践でなければ磨かれません。このように考えますと楽しいですね。
土曜日から昨日まで開講されました「M&U SCHOOL」受講の皆さんありがとうございます。久しぶりにお会いできました、ありがとうございます。来月もお待ちしております。
学ぶことで「正しい知恵のつけ方」として孔子論語、述而(じゅつじ)第7、1条に「述べて作らず、信じて古(いにしえ)を好む。窃(ひそ)かに我が老彭(ろうほう)に比す。」
意は「私は、古の聖人の言ったことを伝えるだけで創作はしない。私は、古の聖人を信じて、古典を大切にしている。かつて殷(いん)の時代に老彭(ろうほう)という人がいて古人の言ったことを信じて伝えた。私はひそかにこの老彭に自分をなぞらえている。」。
いつも心学を学び感心してしまうことがあります。「すべては昔から言われてきた」ということです。今日の時代は、クリエイティブであるかどうかが、常に重視されます。しかし、孔子は言いました。
「自分は、クリエイティブなことを言っているのではない。古のよき言い伝えをもう一度語っているだけなのだ」と。すべての聖人たちが語っています。「実現していないことを、もう一度世の中に言い続けているだけだ」と、という意識を孔子は持っていました。だからこそ、「論語」は偉大なる言葉として後世に残り続けてきたのです。
このように考えますと、基本のないままいくらクリエィティブを叫んだとしても、スローガン倒れになってしまうのです。
基本を確かにすればこそ逆に効果が出るのではないかと思うのです。私は「述べる事」は意外と難しいと考えています。自説だと思っていたのが、もう千年も前から言われていた?、などということは笑い話ほど多くあります。
だからこそ古人の素晴らしい人の言葉、教えを「私の言葉、言動にしたい」と考えています。そうすることで述べる事ができてくるような思いもしています。
今月の〆として先人の教えを未だできていないことを反省しチャレンジして終えたいと思っています。素晴らしい週でありますことをお祈り致します。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
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先日の青海島周遊の写真です。