報恩登山・結縁潅頂の感想文

こんにちは皆さん。
暑いですね、熱中症には気をつけてお過ごしください。
先日の比叡山延暦寺様への第18回「報恩登山」「結縁潅頂」へ沢山の皆様と登山させていただきました。
今年初めてご一緒いただきました、岐阜在住の「沼尻真一」さんから素晴らしい感想を送っていただきました。
皆様にご披露させていただきます。お読みください。
☆「沼尻真一さんからのメール」
「昨日は結縁潅頂に参加させていただきまして、
誠にありがとうございました。
学園を卒業し、これから陶芸に邁進するに
あたりまして絶好の節目となりました。
本当に良い機会を与えて頂きました、
斯波和尚様、大本さんに心から
御礼申し上げます❗
またご依頼のありました、
感想文を添付いたしますので
何卒ご査収ください。」
沼尻真一さん、ありがとうございます。   合掌
比叡山延暦寺結縁灌頂」に臨み
ただご縁のある仏に導かれるまま、
曼荼羅の中に入ることができました。
この度、長年ご指導を賜っております
心華寺・斯波和尚様のお計らいにより、
初めて延暦寺結縁灌頂に臨ませて
頂く事ができました。
国宝・根本中堂参拝では
心華寺にもご分灯されています、
1、200年絶やす事の無い、不滅の法灯を初めて
拝むことがかないました。
北野天満宮日光東照宮と同様、徳川家光により再建された、
天台造りという貴重な建築様式もあわせて
拝見することができました。
説戒では、
日本における仏教の母山としての
延暦寺の成り立ちから、仏教と儒教
関わりの中に、今の日本の文化が構成されている事など、
茶の湯文化の始点を感じる事ができました。
「お釈迦様は葬式をあげなさいとは言っていない。」
しかし、日本の仏教が檀家制度になり
葬式が各寺院の食い扶持となってしまっている。
「仏教は求めなければ何も答えない。」
それは自分の家の檀家の寺の僧に
もっと訊ねなければ、
何もはじまらないと同じ事なのです。
現代のわが国の形骸化された仏教を客観視し、
率直に伝えることのできる延暦寺
まさに日本の仏教の母山でした。
沼尻真一 拝