認める

おはようございます。

鳥取地震、余震が収まらず不安なことでありましょう。早い収束をお祈りいたします。私たちの心は繊細です、だからこそ不安にもなります。「心は何に動かされるのか」を知ることも大事です。
友はいろいろな友がいます。それぞれが比べようもない大切な友。多くの友があることは、心の中に引き出しを多く持っている事にも通じます。何かに困ったり、窮(きゅう)したり、考えあぐねたとき、あぁ、あの人にアドバイスをもらおう、相談してみようとなるのです。友とはかほどにありがたいものです。
対人関係が上手くいく方法はいろいろあります。やはり「褒(ほ)めること」が大事です。褒めることは「認めること」「尊敬すること」でもあります。
菜根譚(さいこんたん)後集50項に「鶯(うぐいす)が啼(な)けば嬉しくなるが。蛙が鳴けばうるさいと思う。
花を見れば植えたくなるが、雑草を見れば抜き取りたくなる。
人は見聞きしたとおりに行動を起こそうとするのである。」
これは「人は褒められることを喜ぶ」ということを言っています。そして「耳障りの悪い言葉は聞きたくない」ということ。
たとえ見え透いた「お追従(ついしょう)やべんちゃら」とわかっていても、内心は嬉しいものです。これが「人の弱さです」「人の素晴らしさです」。
研修のカリキュラムの一つ茶礼、お茶を皆さんにさわりだけ体験、お薄を一服味わっていただきます。お茶をちょうだいして最後に、お茶碗を「拝見します」。お茶を点(た)ててくだされたご亭主が、私たちのためにと、吟味に吟味を重ね、人柄などに思いをめぐらせお道具、お茶碗を選んでくだされたのです。そのお心を察しお茶碗を拝見させていただき褒め、由来や作家さんをお尋ねするのです。
これなどは、お追従(ついしょう)、べんちゃらの一つです、要するに自慢話をしていただくのです。これなどは、おべんちゃらの極致です。おべんちゃらというと、何かしら悪いことのように取られがちですが、親近感、親交を深めるためには、とても重要なことです。「その方の持ち物を褒めたたえる、それは、物を見る目を褒めたたえているのです」。
要は人様を褒めること、尊敬することは大事だと教えているのです。相手を褒めることで、「相手が話しやすくして上げることになる」のです。皆さん周りの身近な人を褒めておられますか、認めておられますか?大切なことです。
それよりも、褒めてあげたくなるような方とおつき合いをなされていますか?如何でしょう。会って別れたら「相手の文句や不足を言わなければならないというようなおつき合いをしているようではいけません」。それは精神の修養、人格の向上に磨きをかけていない証拠でもあります。今日は休日、自分を静かに振りかえってみてはいかがでしょうか?。良い休日をお過ごしください。
M&Uスクールの受講生の皆さん夕方までご精進ください。明日24日は下関・愛宕寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」午前10時から厳修いたします。「繁栄の聖典」を皆様とご一緒に唱和しお護摩の炎で煩悩を滅却して開運のチャンスをいただきましょう。お待ちしております。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
私たちは「熊本・大分地震」「鳥取地震」の復興支援を応援します。ボランティアの皆さんご苦労様です。気をつけて作業お手伝いしてください。感謝いたします。
☆M&Uスクールにご出席のFさんが「ざくろ」と「ぐみ」をおもちくださいました。