権威

おはようございます。

上に立てば立つほど、経験を積めば積むほど、「稔れば稔るほど頭(こうべ)を垂(た)れる稲穂かな」「謙虚な人間」とならなければいけません。何故か?「権威(けんい)と信用を失墜(しっつい)させるからです」。
では、どのように行動することが権威となり謙虚であり、頭を垂れる人間となれるのでしょう。簡単な事です。「原点を忘れない、初心を忘れない、感謝を忘れないこと」。一人で偉くなった、一人前になったと思わないこと。それには日常生活の基本を大事にすることです。
言葉、教えは「普遍性」があります。そのお陰で私も今日の立場を与えていただいたと心底から感謝しています。普遍性とは「どのような人でも生かせることを言います」。この事実・現実に感謝できないようでは堕落の一途をたどるだけです。
権威とはどのようなことをいうのでしょう。権威とは「初心者の時、言行一致を旨として教えに忠義を尽くす、物事に対し、一つずつ成功を収め、できる、できない、知る、知らない、遅い、早いを確かにし惑わされず、常に自己を高め学び成果を出し、少しずつ信用が生まれ、登用され、次第に次第にその人の言動の信用が高まり、いつしか「あの人ならばという思いが周りに生まれ権威となる」のです。カリスマ性があるとも言われます。
こうなりますと、何を言ったとしても、周囲の者は決して、その人の言葉や行動を疑わない状態となるのが権威です」。
いかがでしょう。学び、修己(しゅうこ。己を修めること)は権威を生んでしまうのです。いくつ何才になったとしても、自己を修めることこそ大事です。だから「稔れば稔るほど頭を垂れる稲穂かな」「初心忘るべからず」でなければいけません。言葉、教えは普遍性がありますから、言行一致でなければ「化けの皮を自ら剥(は)がすことになるのです」。
目の前の人は善人ばかりです。あなたの話は黙って聞いてくださいます。「人様に腹の中で笑われないようにしなければいけません」。でなければ人間性を自ら貶(おとし)めます。恥を知る人間になりましょう。それほど日常の在り方が大事です。
今日と明日は「心を写し正す鏡である心学」今夜は小倉講座、明晩は神戸講座です。心身の身だしなみを整えましょう。知った=できる、とは考えませんように。
いつも小さな白いボールを追いかけているとき思い知らされています。皆さんも心学という鏡をお持ちください。各講座でお会いしましょう。謙虚に良い一日をお過ごしください。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
私たちは「熊本・大分地震」「鳥取地震」の復興支援を応援します。ボランティアの皆さんご苦労様です。気をつけて作業お手伝いしてください。感謝いたします。
☆一昨日門司のめかり公園展望台から下関を望む夕景。上の二枚は門司港で撮りました。