曇らさない

おはようございます。

師匠にこんな話しをお聞きしたことがあります。
「よく磨かれている鏡には塵(ちり)や埃(ほこり)はつかない。
塵や埃がつく鏡は曇っている証拠である。」
これは、自分が迷ったり、外の誘惑に負けたりするのは、自分の心が汚れていたり、欲があったりするからだという話しです。
鏡が光っているのは表面に塵埃(じんあい)がついていないからです。要するに自分の心を純粋なままに保ちたければ、「塵埃」を心の中に落とすなという師の私に対する戒めのお言葉です。
志が達せられないのは、人欲で心を汚していることを知らず、人様の役に立っている、お手伝いをしていると勘違いをしてついつい地位や名誉に犯されて、せっかくの立場を危うくしてしまうという人が大勢いるものです。
人生には目標が必要です。みずから決めた目標を実現するには、初心を貫く不退転の決意が求められます。褒められたり、評価されたりといった、浮ついた心を捨て去り、非現実的な幻想を追い求めず、邪念や雑念を消し去り、自利利他、己を忘れて他を利する、ポストにベストを尽くすことだと、ふと師のお言葉を思い出しました。
今から山形の実家に帰ります。父親の50回忌法要の為です。だからでしょうか?小僧時代、師匠に諭された教えが蘇ってきました。
行ってきます。今日は週末、初心をお忘れありませんように。10月の締めくくりを確かにしましょう。良い一日を。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
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☆一昨日新神戸の定宿のホテルの窓から。