精神を養う

おはようございます。

昨日は誠澄の行へ半分の行程で6名の方がご随喜くださいました。ごくろうさまです。それぞれ何かを感じていただいたのではないでしょうか。明朝も全行程随喜される方があります。
昨日随喜くださいました中のTさんNさんがお昼まで作務のお手伝いをいただきました。感謝致します。素晴らしい事です。
ありがたいですね、有り得ないことです。縁とはすべからくこのようにありがたいものです。行は自分の信じた道を歩み、その過程で「精神を養い、根気を養います」。行を終えれば「根気を心の支えに精神にブレを来さないためです」。未来には順境のときも逆境のときもあります。
いつの時代でも「忍耐力は必要です」今日のような世相ではなおさら必要ではないでしょうか?でなければ「致命的な弱点になりかねません」。「熟考することが苦手なため、人間的な知恵を身につけることができず、学問多岐な知識も得られず、確かな見識も持てなくなるからです」。
そうなりますと、複雑な問題に対してどのように対処すればよいのかわからず、自分の本質をどのように堅持すればよいのか見当がつかなくなります。
数多くの書物を読んでみても、雑念ばかりが脳裏に浮かぶことになります。書物の大事な内容を吸収できず、自分の世界観に反映させることができないからです。
したがって、辛抱できなければ平常心を保つことができず、常に損得勘定ばかりにこだわる日々を過ごすようになり、心がどんどんと狭くなっていくのです。安定した方向性を見出すこともできないからであります。逆に、忍耐力さえあれば、様々な雑事と思われることでも虚心坦懐(きょしんたんかい)に対応できるであろうし、ここ一番の大事業でも着実に実現できるようになるのです。
忍耐とはつまり根気のようなものであり、忍耐がなければどんなに実行力があっても「急いては事をし損じる」ことになるのです。強い意志と勇敢さと感情制御の働きがあれば忍耐力を発揮して成功に至るが、軟弱な心持ちでは辛抱しきれず失敗に終わるのです。
「辛抱、根気はゆとりがある程度持てるようになってから、自分の思いを少し自由に発揮できるようになってからが一番発揮しなければいけません」。ある程度の小さな成功を収めながら「元の木阿弥」とするのは、「名利にこだわり、欲望がふくらみすぎ、何に対しても満足できないようになるからです」。そして「忠告や戒めの言葉に耳を貸さなくなり、自暴自棄となり、自己破滅につながる」のです。
このような慢心をを打破するために、「我慢」を持続させる忍耐力を日頃から養うことです。そのために祈りへの随喜、座禅等々非日常の世界が有効で大事です。今日は休日、プチ修行におでかけください。良い休日をお過ごしください。
第二日曜ですので「水子供養祭」午前10時から厳修いたします。家庭のことでお悩みのあられる方は是非おまいりください。
明日は「にんげん学」京都講座「老子を読む」午後6時半受付です。会場でお待ちしております。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
私たちは熊本・大分地震鳥取地震の復興の支援を応援します。ボランティアの皆さんご苦労様です。お気をつけてご支援ください。ありがとうございます。
☆昨日随喜下さいました皆様お疲れ様でした。

☆CMA様主催「リーダーシップ禅寺研修会」1泊2日研修へご参加の皆さんごくろうさまです。今日に一日ゆっくりとされ、明日から新たな第一歩を踏み出してください。茶礼の様子と記念写真です。