生き様

おはようございます。

今朝は誠澄が修しています懺悔練行半コースに6名の方が随喜されています。随喜とは「喜び随うこと」です。得る結果を知ってこその随喜です。
人生は結果を得ることはもちろん大切ですが、それ以上に大切な事は、人生の意義は結果を得る「過程にあります」。
毎日が新たな日々だからです。「毎日が始まりなのです」。「一からのやり直し」。この真理・摂理を確かにしていませんと、結果を得た、得られないで人生を大きく左右するのです。
良い結果を得るときもあれば得られないときもあります。結果云々以前に、「日々の生き様が人生を豊にする」のです。結果を得たから楽しい、得られなければ楽しくないではいけません。生き様を「淡々と貫く」ことです。私はこのように思い日々を過ごしています。
淡々として結果にこだわりませんと、肩から力が抜けて生き様を楽しめるのです。楽しむから又いろいろな機会を与えられ多くの人様とも出会えます。
45才くらいから「老眼鏡」をかけるようになりました。ありがたいですね、老眼鏡という素晴らしいメガネを作って下されたお陰で不自由なく本を読み、物を見ることが出来る。
今は欠かせません、体の一部というより、メガネは私と一体化しています。このメガネと生き様は同じだと考えています。
物事を確かに見るために私はメガネをかけました。教えも同様です。そして結果を得るためではなく、あるとき「どうあるべきか」という「生き様を通して人生を見る、歩むこと」が大事だと祈り、学びから気づかされました。
人生を楽しく上手く前に歩むことができない人の相談をよくうけます。その方たちから感じるのは「未だ得てもいない結果に悩んでいる、苦しんでいることです」。「行動もしていないのに悩んでいる」。「未だ来ない結果、得る?得られない?で苦しんでいる」。
以前の私がそうでした。行動もしていないのに、「できなかったらどうしようと悩み動かない、動けなかった」。
私は考えることも、覚えること(知識とすること)も苦手。だから何をやったらいいのかも見当も付かず、思い浮かびもせず茫然自失の状態でした。「お宅?だった私は本を読むのが好きでした」。
史書、ヒーローが沢山出てくる偉人伝が特に好きでした。読むというよりも、本に「読まされていた」。そのうち、あることに気づいたのです。世に名を残した人の「生き様が最終的に結果を得たのだ」と。最終的というのは「死」です。「死ぬまでは、すべて過程、プロセスだ」ということです。
彼らの生き様が多くの同志やブレーンを招いたのです。そうして後世の私たちまで感動させている、感化されているのです。この事実に気づいたときから「本を読むようになったのです」。
それまで「本に読まれていた」。本に読まれている、読まされている間は「力にならない、力とできないことにも気づきました」。
又「類は友を呼びます」。だからこそ「生き様が大事」なことに気づかされました。私の生き様は「ポストにベスト」。
ポストは望んでも得られません、得られない、「与えられる」のです。「与えられたポストにベストを尽くす」これが生き様。結果の善し悪しは人様が親切に判断してくれます、終わったら「又ポストにベストの始まり」。そのことが「無限の可能性を開くチャンスであることも知った」。
これでなければという「自分だけの結果に固執しては可能性どころか、何ものとも出会えないのです」。出会って「人様はノックしてくれているにもかかわらず、生き様を持たない人は、自分の扉を自分で開けないのです。開けない所か閉ざす」。それは「自分の結果を求めているからです」そして「まだ出ない結果を恐れているのです」。
以前の私は「耐える先に喜びがある」という事実を体得していませんでした。祈り、学びという「メガネをかけ」「生き様の大事を知り」、ただただ「ポストにベスト」を尽くす生き様を信条としています。
未来、将来に悩んでおられる皆さん、「自分の心が従うところに楽しみを求めることをやめましょう」それは「かえって苦しみを募らせる考えです」。
生き様を確かにすれば、与えられた目の前の事柄を乗りこえられないとは考えなくなるのです。なぜか?
それは「自分を大事に」して、「生き様を大事に」しますと、「困難に打ち勝つことに喜びを感じるようになる」のです。
生き様は人と比べない生き方。人と上手を競わない生き方。人を従わせる生き方ではありません。自分が生きるのです。現実に向き合うのです。その心からは「無意識に人様と協力協調という楽しさがあることを知るのです」。私はその楽しさを体感したのです。共に読経する喜び、合唱する楽しさです。
メガネがあって良かった、ありがとうございます。メガネを発明して下された方に私はノーベル賞を差し上げたい。そして祈りがある、学びがあるこの世に感動を覚えます。もうじき行ずる喜びを知り、随喜された皆さんが帰って来る時間です。
週末の今日素晴らしい一日をお過ごしください。昨日入山されました研修生の皆さんは夕方5時までご精進ください。生き様を大事に。今日一日、今日一日と私は一日一日歩んでいます。
明日は第2日曜、心華寺「水子供養祭」午前10時からです。あなたのお出でを水子様はお待ちです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
私たちは熊本・大分地震鳥取地震の復興の支援を応援します。ボランティアの皆さんご苦労様です。お気をつけてご支援ください。ありがとうございます。
愛媛県八幡浜市の日本一美味しいミカンを作る農家、一生園Oさんから、「心華寺の木」として育てて下されています、たわわに実るミカンの木の写真を送っていただきました。
このミカンを12月4日(日)副住職・誠澄の満行のお加持のとき皆様に手ずから差し上げます。おまいりください。


おいしいでしょうね!きっと、輝いています。

故郷山形からラ・フランスがとどきました。