初心忘るべからず

おはようございます。

今朝はお二人の方が全行程に随喜されています。お一人の方は数回随喜されていますが、もうお一人の方は「にんげん学」神戸講座にご出席のMさん、初めてです。8時半過ぎに帰る予定です。気をつけてお帰り下さい。全行程ですと又違った感じ方だと思います。
11月後半の週の始まり。始まりという言葉大好きです。初心に返ることができます。「詩経」に「初めあらざる靡(な)く。克(よ)く終わりあること鮮(すく)なし」。「事をやり始めた最初は緊張感をもって仕事に取り組むが、時がたつにつれて気持ちに緩(ゆる)みが生じ、やがてそれが衰亡(すいぼう)につながっていく」。要するに、全うしない、初心を貫かないということです。そして人生を会社をダメにしてしまう。
初心とは「自分自身の人生を構築するいわば土台」です。それを忘れてしまったのではどうしようもないのです。何によって自分は立っておられるのかです。
これは名社長、といわれている方も気をつけなければいけません、年数が経つと、心に隙(すき)が生じます。チェックもせず、慢心しして、大事になってから慌てふためく、このようになってはいけません。いったん気持ちが緩みますと、容易に立て直しがきかず、ずるずると傷口を深くしていくのです。
オーナー社長がこうなっては取り返しがつきません。そこでやはり、補佐役、番頭さんが大事です。茶坊主(ゴマスリ)のような番頭では歯止めもききません、ここに権力者の悲劇があるのです。
サラリーマン社長ならば社長交替ということも考えられますが、よくよく考えるべきです。そのために「心学」が重要というより、必要です。ただ読んでいるだけではいけませんが、自分を戒める座右の銘、理念とできるからです。「初心忘るべからず」です。
一生懸命に積み上げてきたものを、初心を忘れたばかりにすべてを失うというような現実を招くようであってはいけません。部下の方に働いていただいているにもかかわらず、意のままに動かしていると錯覚してはいけないのです。上に立てば立つほど謙虚な姿勢が大事です。でなければ「獅子身中の虫面従腹背の社員さんが増え、働く意欲が失せ、会社をダメにしてしまう」のです。
今夜は「にんげん学」京都講座「老子を読む」taoの道は素朴で楽しい道です。華美なことに惑わされず、謙虚を生きる楽しい道です。どなたでも参加自由です。お待ちしております。会場は昨日のブログに書いてあります。今週は特に謙虚を考えて暮らしてみましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
私たちは熊本・大分地震鳥取地震の復興の支援を応援します。ボランティアの皆さんご苦労様です。お気をつけてご支援ください。ありがとうございます。
☆数日よいお天気でした。