温故知新

おはようございます。

「にんげん学」神戸講座ご出席の皆さんありがとうございます。今回から論語、公冶長(こうやちょう)第5に入りました。第5は孔子の弟子や知人を論評した条が多く書かれています。孔子は人を非難、批評をしたのではなく、事実を伝えました。論評も批評と同じように捉えることができますが、孔子は非難のために論評したのではなく、その人が何故、行動したのか、言葉を発したのかを分析したのです。その上で、「まねびなさい、まなびなさい」と教えたのです。
批評のための批評をしない、非難のたの学びはしないということです。非難批評は人間性を貶(おとし)め、成長をストップさせます。理解者もできず、人から避けられるばかりです。
「温故知新(おんこちしん)」という教えにすべてが凝縮されています。「故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る」ということは、過去は戻らず、未来は来たらずです、「今を真剣に生きること」「どう在るべきか」「今に最善を尽くすこと」を説いたのです。自分自身の過去は戻りません、変えることもできません、未来に不安を抱いても、どうしようも無いのです。しかし、学びから過去未来を知ることができる、と孔子は説いたのです。「賢人は歴史から学ぶ」。要するに「人様の歴史を学んだのです」。
道理、法則には「人間関係の妙、熱は説かれておらず」、説かれていないことを孔子は知り「先人に学べ、故きを温ねて新しきを知ることを大切にせよ」と教えたのです。孔子はどれほど親切なのでしょう、当に仁愛の道です。
いろいろな方を拝見して、何故か学業成績の良かった方や知的な方が社会で上手くいっていないのです。それは「心学の必要性」「仁愛の大事」を感じていないからかも知れません。
よく聞く話で、学校での成績はあまり芳(かんば)しくなかった人が社会に出て功を遂げ名を成すと、それは「気配り、心配り」「思いやり」「人情」が人様の心に響いたのです。
孔子の「温故知新」は正しく「人を学ぶ、目の前の人から学ぶことを大事にせよということです」。主観、価値観は千差万別ということをいくら頭で理解していたとしても、「身体で、行動で反応しなければ何もならない、力(ちから)とできない」のです。いわゆる「対応力」です。対応如何(たいおういかん)、対応一つで「人生の展開は大きく変わることを知るべきです」。心学の重要性、妙味が此処(ここ)にあります。12月は今年最後の講座です。終わりを確かにして新年を迎えましょう。来年の指針が確かにできます。今日も素晴らしい一日でありますようお祈りいたします。
明日午前9時より「大根焚き」の「大根抜き」「大根洗い」をします。ご奉仕をお待ちしております。9時前に寺に集合ください。皆様の合力が多くの方々にご利益を授けます。そして皆様の陰徳を積む機会でもあります、ご奉仕をお待ちしております。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
私たちは「熊本・大分地震」「鳥取地震」の復興支援を応援します。ボランティアの皆さんご苦労様です。気をつけて作業お手伝いしてください。感謝いたします。
☆明日午前9時より「大根焚き」に用います大根抜きと大根を洗う作業があります。皆様のご奉仕をお願いします。
午前8時45分にお寺に集合ください。皆様の合力が沢山の方々に幸せを送ります。よろしくご協力をお願いします。

☆久しぶりに駅弁を買って新幹線に。好物の「穴子ちらし寿司」です。おいしかったですね、ごちそうさまでした。




新神戸に着き付近をぶらぶらしていますと、珍しい光景が、おわかりになりますか?凄いですね、お仕事は、命綱にぶら下がっての窓ふきのお掃除です。お陰で勉強会への勇気をいただきました。




☆神戸講座ご出席の皆さんありがとうございます。