お礼

おはようございます。

先日の8日に副住職・誠澄は満行の「お礼まいりで懺悔練行」を修しました。お礼まいりは修行以上に大事です。結果が自分が思っているような結果が得られなくとも、果報は得ています。どのような結果でもお礼をしなければいけません。
それと「修行法があったからこそ修行ができたことへのお礼」です。だからこそいろいろな覚り、気づきが得られるのです。感謝しかないのです、感謝しなければいけません。果報だけを願えば必ず「罰が下るのです」。
結果に過不足を言うことは、「周りの方々に不平をいっていること」。それでは何をやったとしても協力・指示者は得られず、どんどん孤立していきます。「物事は善く考えるべきです」。なぜか?「生気が生まれるからです」。覇気といっても良いかもしれません。
そして「悪い方へ考えれば、悪い方へ導かれるからです」。善因善果・悪因悪果。やはり感謝・お礼は大事。日々祈り感謝をすれば生気がみなぎり、パワーが溢れるのです。
東京講座で今回から始まりました「老子」は「足るを知る者は常に楽しく生きられる」と教えます。また「足るを知れば無用の辱(はずかし)めを受けることはなく。止まることを知れば危険に足を踏み入れることもない」と。
日々、感謝・満足することを知っていれば、「身に過ぎた考えもしなくなり」そして「妙な欲を出さなければ、生活が安定するのです」。そうしますと「落ち着いた気持ちとなり、心の平静が保たれるようになるのです」。それが豊ということです。
古人は「心を磨くには、欲を少なくすることだ。これほどためになることはない」と教えます。
自分の心を見つめ、欲望を操り、欲に溺れず、身に余ることを願わず、欲を減らして物を求めず、「物を使っても物から使われずにいれば、いずれ足るようになり」、結果豊かな暮らしがもたらされ、人にも親しまれるのです。それほど、お礼・感謝、小欲知足は大事です。
ここで間違っては困ることがあります。それは、物質的に「足るを知ることは大切ですが」、「足らぬことを知ることも大事です」。それは何かといいますと、「仕事で満足を知る者は、目標がないか、大志がないことが多く「このくらいで十分」で満足してしまうこと」です。これではいけません。
仕事で「自分を磨こうと考えることは「目標」であり、「欲望ではない」のです」。ですから、「足るを知る」を「目標と欲望で切り分けて考えること」が楽しい生活を送るための要道でもあるのです。 
今日は第2日曜日「心華寺・水子供養祭」です。本年最後の水子供養祭、「あなたしか知らないお子様です」。どうぞおまいりご焼香ください。
明日は「にんげん学」京都講座「老子を読む」本年最終の納めの講座です。万障繰り合わせてご出席ください。会場でお待ちしております。
今日一日が皆様にとり豊で幸せな一日でありますようお祈り致します。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
私たちは熊本・大分地震鳥取地震の復興の支援を応援します。ボランティアの皆さんご苦労様です。お気をつけてご支援ください。ありがとうございます。
☆昨日東京からの帰りの富士のお山です。




名神で休憩して。