求道心

おはようございます。

昨日は定期検診に朝護摩を終え7時すぎに最寄りの駅から電車で、診察が終わったのがお昼前、検診はトレーニング。待つ、辛抱を教えてくれます。そして、様々な検査も辛抱を教えてくれます。余り嬉しくないのが身長を測ること、測る毎に縮んでいる、係の若い人に、私も縮んでいますとの慰めが慰めに聞こえない、僻(ひが)んだ根性にも気づかされます。優しさを受け止められなくなったらオシマイですね?体重は一年前からすると10㌔落ちている。
しかし診察の結果は横ばいで悪化していないと言われホッと安心。22日から24日迄「3日間の断食・断水で八千枚護摩供を修します(三日で八千本の添え護摩木をお焚き上げ、皆さんの大願を念じます。)」ので一安心。
先日も「四弘誓願(しぐせいがん)」のことを書きました。私たち僧は、人様に教えを説くことも大事ですが、先ず「求道者たるべきだ」と私は日々修養しています。
余り相応しくない例かもしれません、卑近な話しをしますと、ピアニストは常に練習、野球の選手、ゴルフのプロも常に練習です。イチローを「まるで求道者のようだ」などと形容される方もあります。
ここに例をあげたように、僧は説教を、話しをしていればいいと考えたときから堕落が生じるのです。花は満開になれば散るだけです。常に課題を設け修養するのが僧です。先日の副住職・誠澄の「懺悔練行」の如く。「四弘誓願」もしくは「五大願」を起すことがすべての始まりです。
簡単に言いえば、「仏道をきわめてやるぞ! それによって、自分だけでなく、世界中のすべての人を幸せにしてやるぞ!」と言う気持ち、気概を持つことです。これが「僧の基本、私の基本」です。これを発菩提心、発心と言い生涯保つ心、生涯修すことです。
1、衆生無辺誓願度(しゅじょうむへんせいがんど)。「生きとし生けるものの数は限りもありませんが、誓って救いとることを願います」。
2、福智無辺誓願集(ふくちむへんせいがんしゅう)。「福智と智慧とは限りもありませんが誓ってこの身に集め具えることを願います」。
3、法門無辺誓願学(ほうもんむへんせいがんがく)。「み仏の教えは限りもありませんが誓ってさとりを達成することを願います」。
4、如来無辺誓願事(にょらいむへんせいがんじ)。「み仏の数は限りもありませんが誓ってそのすべてに仕えることを願います」。
5、菩提無上誓願証(ぼだいむじょうせいがんしょう)。「み仏のさとりは無上のものですが誓って実証体得することを願います」。
が五大願。この五つの誓いを私は自分のものとして生涯保ち歩み進んで行くのです。今日も五つの誓いを実践します。皆さんも自誓した人生、生涯向上心を保ち楽しく歩みましょう。
人と比べず自分を高める、自分の高みを目指すことほど幸せなことはないのです。今日もしっかりと一日を過ごしましょう。一日が幸せで有りますようお祈り致します。
今日午後4時〜7時まで「NPOこころのはな、子ども食堂」を開店します。小学生は無料。中学生・保護者の方は300円ちょうだいします。ご予約のお電話を入れてください。0774-45-5561です。お待ちしております。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
私たちは熊本・大分地震鳥取地震の復興の支援を応援します。ボランティアの皆さんご苦労様です。お気をつけてご支援ください。ありがとうございます。