邪悪な感情を生み出さない

おはようございます。

私たちは時として自分の心の中に邪悪な感情を自分の中に生み出すときがあります。それはなぜでしょうか?それは「相手(人)に期待をかけるから生まれます」。
人生において、自分がしたことに対して、「期待通りの見返りを得られることは、ほとんどないのが普通です」。このように考えるべきです。
たとえば、「いい評価を得たい」「出世したい」と、上司のために一生懸命に尽くすとします。
しかし、上司が「どう考えるかは、誰にもわかりません」。
人様は、「自分を評価し、自分の望みを叶えてくれるために生きているわけではないからです」。人様には人様の人生があり、みなそれぞれ、「自分の望みをかなえようと必死なのです」。
「見返りを求める心は、その人を善良にもするし、邪悪にもする」という古人の言葉があります。まさしくその通りと頷(うなず)かざるを得ません。
もし望み通りの見返りを得られなければ、「欲求不満が生じて、みずからの心を苦しめることになり、時には、相手を怨むという邪悪な心を生んでしまうのです」。
私も邪悪な感情を自分の中に生み出し、自分の心を苦しめていた時期がありました。この苦しみから解放され、自由に生きられる道はないのだろうかと考えたとき出会ったのが「己を忘れて他を利する」という思いやりの実践行動、実践の日課・徳目であります伝教大師様の教えです。
人様は私の為に生きているのではなく、私と同様に「見返りを求めて苦しんでいるのではないかと気づかされた」のです。
「人に尽くす行為そのものを喜びとし、見返りを求める心は小さくすれば、見返りがなかったといって、邪悪な感情を抱かずにすむことを知ったのです」。
理想かも知れません、「見返りを求めないで、少しでも澄み切った心を持ち続けたいと願うのです」。
五大願・四弘誓願の実践です。「己を忘れて他を利する。ポストにベスト」今日も見返りを求めず笑顔の一日をお過ごしください。昨日の「子ども食堂」に来た子どもの笑顔は何とも言えませんでした。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
私たちは熊本・大分地震鳥取地震の復興の支援を応援します。ボランティアの皆さんご苦労様です。お気をつけてご支援ください。ありがとうございます。
☆「NPOこころのはな、子ども食堂」昨日も33人のご来店でした。皆様のお陰で少しずつお役に立てています。
新年は1月11日と18日が開店日です。ご来店をお待ちしております。
☆子どもたちへと「にんげん学」神戸講座へご出席のHさんが「手作りクッキー」を送ってくださいました。Hさん、子ども達喜んで食べていました、ありがとうございます。

昨日のメニューです。「チキンライス、ポテトバケット、チキン照り焼き、りんご、クッキー、ホワイトシチュー」です。