吉凶は己にあり

おはようございます。

次の15日、日曜日は心華寺で「にんげん学」合同講座を開きます、京都・大阪の皆さん新年は心華寺にお出かけください、京都・大阪講座は合同講座と一緒となっていますので、お間違いありませんように。各地の皆さんも是非一度ご出席ください、お待ちしております。
その時の講座資料は「言志四録」、すべてをお話しするのは時間許しませんので、私のを独断で抜粋しての講座です。
「言志晩録(げんしばんろく)」に「吉凶は己にあり」として、このように佐藤一齋先生は。
「人情、吉に趨(おもむ)き凶を避く。ことに知らず、吉凶は是れ善悪の影響なるを。余は改歳(かいさい)ごとに四句を暦本に題して以て家眷(かけん)を警(いまし)む。曰く、「三百六旬、日として吉ならざるなし。一念善を作(な)す、これ吉日なり。三百六旬、日として凶ならざるなし。一念悪を作(な)す、これ凶日なり」と。心を以て暦本と為す。可なり。」
訳「人情としては誰しも吉であることを求め、凶は避けたがるものである。しかし、人間の吉か凶かは、その人の行いの善し悪しが影響していることを忘れている。自分は年が改まるごとに、四旬を暦に書いて家族の戒めにしている。曰く
一年三百六十五日、一日として吉日でない日はない。一念善を行えばこれすべて吉日なり。
三百六十五日、一日として凶の日でない日はない。一念して悪を行えば、これすべて凶日である」と。
心をもって暦とすればよいのである。」
いかがですか佐藤一齋先生の覚悟、人生観「吉凶は人力に及ばないのです」。このような覚悟を持って一年を過ごせば、潔い人間性が養われます。
上手くいったときは己の力、上手くいかなかったときは人のせいにするというような、情けない愚かな人間にはならないのです。どのような場合に於いても感謝し糧として、凶事はすべて己に顧みるのです。善に力を尽くす。
年頭にあたり、心に暦を持って過ごしましょう。連休明けの今日、あわてないあわてない、一休さんですよ。昨日は1月9日、一休さんの日だそうですよ。今日は1月10日なので、一等賞の日ではないでしょうか?。良い一日でありますようお祈りいたします。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
☆散歩してパチリ。