心学は箴学

おはようございます。

今朝の宇治は雪景色となっています、今も雪が降っています。昨日も寒い一日でした、車を一宮講座で会場をご提供下されていますGさんにおあずかりいただいていますので、一宮に行き、そこから車に乗り帰る予定でしたが、タイヤがノーマルのため危険ですので新幹線で帰ってきました。
豊橋を過ぎた当たりから米原を過ぎるまで雪景色、新幹線で帰ってきたのは正解だったようです。そして今朝は宇治でも雪。
今日は一年に一度心華寺で開催します「にんげん学」京都・大阪・全国合同講座「言志四録を読む」です。午後1時半受付です。宜しくご出席ください。雪がやんでくれたらいいのですが、お気を付けておいでください。
心学は「箴学(しんがく)」と心得ています。私たちはどうしても、耳障りの悪い言葉や、心に痛みを感じる言葉を受け入れがたいものがありますが「妙薬口に苦し」というように、人様からのアドバイスを素直に聞き入れられるようにしなければいけません。それにはやはり「箴学・心学」を学んでおく必要があるでしょう。
わゆる「対応力」です。対応の言葉、行動とするためです。嫌な言葉だから、耳障りが悪いからと避けられることができる相手ばかりではありません。黙って聞き入れなければいけない相手、場合もあるのです。「するが堪忍、なるが堪忍」という言葉もあります。
苦言とは言わずとも、人の言(げん)、アドバイスは良く聞き入れなければいけません。このような素直な態度が人間関係を良好に進めるのです。聞いた「その後で、その善悪、得失を選ぶべきです」。聞いて「すぐ捨てたり、合意したりでは、失敗を招く危険が大だからです」また「縁を縁ともできません」。人間関係をしっかりと結ぶことのできない原因が、人の言葉を吟味できないという点にもあります。人様の言葉を聞き、吟味すれば「確固とした自分の考えをしっかり持てるようにもなる」のです。
それでこそ、「確かに人に意見をしたり、人の意見を聞き入れたりすることができる」ようにもなるのです。
人を認められるような「雅量(がりょう)」(おおらかで、人をよく受け入れる性質。度量が大きいこと)がなければ、人様へのアドバイスや欠点短所を責めることもできないのです。故にサポートもして上げられず、助言もできません。
又人の言を聞き入れられないようではいくら善言をいったとしても、「言った言葉を誰も受け入れてはくれません」。それは言行不一致であり、寛容さ、雅量を周りの人は感じないのです。
知識や人間性を高めるためには、確かに学び、それを身を以て実践修養しなければいけません。そのために痛みを感じるような学びを避けては、人間性を豊かに高めることはできず、進化はしないのです。
どのような「心がけ、心構え、実践修養すべきかもわからずでは高めようが無いのです」。2千年も前から読み継がれた賢人から学ぶ故に温故知新ができるのです。
心学・箴学を是非ご一緒ください。京都・大阪地区の皆さん今年の初講座です。お目にかかれるのを楽しみにしています。
今日は15日小正月です。この素晴らしい小正月に雪が舞っています。私に「足元を確かにして人生を歩みなさいと天のお試しではないか」と雪を眺めて思っています。素晴らしい正月をお過ごしください。
 
世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
☆昨日の富士のお山です。一昨日より姿を拝ませていただきました。どんな姿でも富士は素晴らしい。