親孝行を大事にすること

おはようございます。

昨日は「建国記念の日」でした。国を大事にすることは家を大事にすることです。論語、為政(いせい)第2-21に「孝(こう)」親子関係の大切さとして「子曰わく、書(しょ)に云(い)う、孝なるかな惟(こ)れ孝、兄弟(けいてい)に友(ゆう)に、有政(ゆうせい)に施(ほどこ)すと。是(こ)れ亦(ま)た政(せい)を為(な)さん。」
訳、「「書経(しょきょう)」には「何よりも親孝行が大切で、親兄弟に篤(あつ)く接すれば、それが政治につながる」とある。政治の表舞台に立つ必要があるだろうか。」。
社会が安泰する根底は「親孝行」から始まると説いています。『書』とは、中国最古の政治書のことで、後に『書経』として編纂(へんさん)されたものです。『書経』は『易経(えききょう)』『礼記(らいき)』『詩経(しきょう)』『春秋(しゅんじゅう)』とともに「四書五経(ししょごきょう)」の「五経」のひとつに数えられています。(「四書」とは、『大学』『論語』『孟子(もうし)』『中庸(ちゅうよう)』のこと。
この章句で、『書経』に書かれている「なぜ孔子が政治の表舞台に立たないのか」という質問に対する孔子の回答を表しています。「孝」とは「親に従うこと」を意味することです。
日常的に親に対して「孝」を実践していれば、親兄弟から、地域住民、政治に至るまで「孝」の連鎖が広まると孔子は考え実践したのです。身近なところから「孝」が広がり、国の政治も変わる「徳治主義(とくちしゅぎ)。お互いが思いやること」は、孔子が生涯理想とし邁進していた政治の考え方です。
したがって、親孝行をできなければ、「政治の表舞台に立つ資格はない」と考えていたのかもしれません。孔子が後世の人々に与えた影響を考えれば、彼は政治家以上の働きをしたといえるのではないでしょうか。
親子関係の中心には、「孝」「敬」をおいて、接していくべきです。それを親子代々継承していけば、家庭だけでなく、周りの人々に「孝」や「敬」が広まっていき、国も必ずや円満になっていくのだと教えるのです。
家を建てる、国を建てる、何を根本として建てて行くのかを明快にしていくべきでしょう。親孝行しましょう、それが日常の暮らしを安泰に導くのです。
今日は心華寺「水子供養祭」午前10時から法要です。おまいりください。水子供養も大切な孝行です。声なき声を聞く豊かな思いやりです。お待ちしております。
今日は「孝」とは「敬」とは?どのように実際行動すべきなのかを考えてすごしてはいかがでしょうか?。
明晩は「にんげん学」京都講座「老子を読む」です。明日の話しは「水の柔弱こそ最強」という話しです。老子独特の世界観。お待ちしております。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
☆昨日東京からの帰りの富士のお山





誕生祝いに博多のTさんから素晴らしいパターのプレゼント後は腕次第ですね。