一生磨き続ける

おはようございます。

「にんげん学」小倉講座「老子を読む」ご出席の皆さんありがとうございます。「共に」がやはり宜しい、師友は素晴らしい。お手本となる方が周りに一杯増えてくるのは楽しいことです。心学を修めていますと自分に素直になれるのが又良い。だからこそ修養は自分を修正できる、それが又喜びとなりそしてチャレンジ精神が旺盛となるのも良い。
人生を難しく生きてはなりません。生きるべきではありません。難しく生きてしまうのはやはり「競争」と「欲心」。競争心や欲心ではなく、「徳を磨き続けることで豊かにゆったりと歩める」と「老子は教えます」。競争は疲れますし、独り相撲をとり勝手に人を敵視したり、嫌な人間性を作ってしまいます。疲れささずに豊かに自分自身の高みを目指すことが良いと老子は教えます。
先日も「思い」の大事を書きました。私たちは自分の思いを話し行動し、結果となります。このようにみていきますと「思いの大切さ重要性が見えてきます」。思わしくない結果は「身から出た錆(さび)」(刀身そのものから生じて刀身を腐らせる錆の意。自分の犯した悪行のために自ら苦しむこと。自業自得)と考えることです。悲観せず、現実を確かに受け入れるべきです。確かにすれば修正する楽しみもわくのです。いわゆるモチベーションが落ちない。
モチベーションが落ちない人生とするにはどうすれば良いのかと、老子54章で、こう教えます。
「誰かにあこがれ
何かにトキメキを感じた
その深さと質の分だけ
あなたは誰かのあこがれとなり
何かの光となる。」
要するに、自分自身が、ある人を観て、「このように在りたいと志を立てたら」それを生涯磨き続けることだというのです。「出世のためとか、物やお金のためではなく、感動したことを磨き続けることが人生なのだ」と。でありますと、モチベーションが落ちません。
出会う一つ一つの出来事や存在が逐一、尊いと感じられるような人は、逆に周囲からもその人自身が尊く観(み)えるものではないでしょうか。まわりが輝いて観える人は、その人自身が輝いているからです。
自身が外界を認識したその通りの認識で自身が決まると私は考えています。多くの偉大さを観る人は、いずれ、多くの人から尊ばれます。誰かに強くあこがれる人は、いずれ、誰かに強いあこがれの対象となるのです。 
どんなにすばらしい人間が目の前にいても、心がときめかなければ、いないに等しいのです。自身には何の変化も起こらないからです。感動が無いといってもいいでしょう。無感動な人は輝けないのです。
心がときめく瞬間、その対象と見えない糸で結ばれると私は信じています。この見えない糸があってこそ、内なる発動が起こり、輝きが生ずるのです。
輝く人は、輝きを観ることの目をもっているがゆえに輝くのだと老子の教えを学び感じます。
人を知れば知るほど、人の中の嫌なものしか観れなくなる人がいますが。これは、自身のフィルターを観ているにすぎません。フィルターとは、我(が)であり、我の分量に応じて、人間は幸せが自動的に制限されるようにできているのです。嫌な眼で人を観た分だけ不幸になっていくのです。
「しあわせな運気の人は、すべてが輝いて観え、すべてが感謝の対象に観えるのです」。
老子はだからこそ「思いが大切」だと「教え徳を生涯磨きなさい」と教えます。それをこんな言葉で表しています。「己の身を以て身を観(み)ること」だと。
これを書いていて思い出しました。「経営の神様の松下幸之助氏がある質問のインタビューを受けている記事の中の言葉です」。
「経営者の条件とは何ですか?」
「それは運が強いことです」
「運を強くするにはどうしたらいいんですか?」
「それは徳を積むことです」
「運が強いってどういうことですか?」
「絶体絶命のピンチに助け船がくることです」
これだけのことですが、徳を積むことがいかに大切か、この会話からも感じ取れます。
自分本位で生きていますと、ピンチに見舞われたときに再起不能なまでにやられてしまうものです。ぶれずに生涯徳を積みましょう。
今夜は「にんげん学」神戸講座「論語を読む」です。孔子も時習、繰り返し学びなさいと教えます。次から次へと心落ちつかず学ばなければと、心騒がせていては自分を豊かにすることなど土台無理な話です。心の土台が揺れているのですから、高く建てられることなどできないことを知りましょう。神戸地区の皆さん楽しみにまいります。
2月のご訪問ありがとうございます。逃がした所も多々ありましたが、それに気づけたことが嬉しく思います。未熟とは伸びしろがあるということだと一人喜んでいます。今月も多くの各催しにご参加いただきありがとうございます。お陰様でこの月も毎日書かせていただきました。お礼申し上げます。感謝いたします。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
☆「にんげん学」小倉講座ご出席の皆さんありがとうございます。
宇治からK先生がご出席くださいました。

Mさん毎月お花ありがとうございます。可愛いお雛様もありがとうございます。


Oさん可愛らしい梅の花感謝いたします。

乾杯です。

昨日はTさんの誕生日でした。私もまたもや厚かましくご一緒させていただきました。Tさんこれからも宜しくご一緒ください。