天から授かる位

おはようございます。

昨日の下関は良いお天気でしたが冷たい風が吹く一日でした。今朝も雨がシトシトと冷たい朝です。3月の最終週、用心して歩めそうです。如何でしたか弥生3月のこれまで?反省し修正する一週間としたい?そうすることで、いよいよ楽しくなります。後悔はいけません、日々上手く行くときもあれば、行かないときもある。だから楽しく前を向く。
昨夕まで開校されていました「M&Uスクール」受講生の皆さんご苦労様です。U先生ありがとうございます。来月までしっかりと時習ください学びの要道です。
心がけとは、よく言うところです。私は「心がけを大切にしています」。知識の少ない私は、今日まで、心がけ一つで歩んで来た。
孟子(もうし)は「仁は天から授かる位であり、人の安住できる場所である」と喝破。(喝破=言い切ること)。
孟子の言葉に感動、不器用だった孟子だから言えた言葉では。結果を出せない私にこの言葉に大いに励まされ、支えられ歩むことができた。お大師様のお言葉「一隅を照らす。ポストにベスト」も同様。思い、心がけに「どっしりと腰を据え歩んだ」。
何もできないと嘆く人がいる、何もできないのではなく、人生に対する「心がけの誤り」が迷いを生む。人間、生きることが大事、それも楽しく。その楽しさが一体どのような楽しさかを考えているかが、楽しい人生とする。
人の上の立ちたい、物を沢山持ちたい、ブランド物を持ちたい、楽をしたい、給料が人よりも多く等々、このような、迷い、欲に際限がない、どうすることもできないことを思っていれば、楽しくなく苦しくなるのは当然。
「心の平安のない場所に身を置くことは自分の思い、心がけが、そうしている」。ここに気づくこと。
私は幼少の頃から人様に負けることはあったとしても、勝つことを知らずに来た。しかし勝てないからといって、勝ちたいと思わなかったかと言えば嘘で、勝ちたいといつも思っていた。しかしある時期から「自分の喜びが大事だと感じた」「そして心身の自由を得た」。
この思いを大事にして中学、高校、修行時代を過ごす。「腰の据えどころ」「心がけを大事に歩む覚悟をした」。(覚悟=どのような状況、状態が来たとしても揺るがない心)。
ポストにベスト、仁を「心がけと、心の安住」としてどのような状況、状態があったとしても貫こうとの思い、「目の前の事に対する覚悟」。
覚悟を決めたら自然が人様が「いろいろな位、ステージを用意してくれた」。
世間の人は嫌なことを避ける、自分が傷つくことを避ける、逃げる。修行時代それらの事柄がすべて私に回ってきた。そして鍛えられた。仁、ポストにベストとは、格好いいことを書くわけではないが、「責任をまっとうすること」、そうすることで「責任の取り方も学べた」。
仕事は「いただいたもの」、そのチャンスをいただいたからこそ、事を確かにできた、失敗も多くした。
上手くいけば「人様の手柄にするのが仁」、上手くいかなくとも「人のせいにしない、責任を取るのが仁、ポストにベスト」。論理、道理は「誰にも非情、だからこそ対人関係は仁、情が大事」。「人様から情を受け成長したことを忘れてはならない」。
人間は、知識を豊富にしたとしても、「心がけが悪ければ、自分の事だけしか考えない人間となる」。それが、「出世や物欲、功利的な思いにしか価値を見いだせない人」。
この世は順風の時もあれば逆風の時も、いずれにしても、この両極で人間性が現れる。順風になり慢心、逆風になり逃げ出す。共に「ポストにベスト、仁に身を置いていない、天が授けた位にいない」。
ポストにベスト、仁に身を置いていれば「真の勇者となる」。私はこの思い、心がけを大事にする。ポストにベスト、仁は「人生をクリエイトする」それが又喜びとなる。教えを「心がけにすれば新しい事に気づく喜びとなる」。
今夜は「にんげん学」小倉講座「老子を読む」。「天は不仁」を説くのが老子。要するに「えこひいきしない」。「えこひいきしないからポストにベスト、仁を大事にした者が大きな発想ができる」。九州地区の皆さん会場でお目にかかりましょう。3月最終週、ポストにベストで、楽しく、素晴らしい一週間でありますようにお祈りいたします。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
☆小さなムスカリ、あまりにも可愛いので角度を変えて撮りました。


良いお天気でしたので久しぶりに関門海峡に。愛宕寺から直線で歩いて2百メートルくらいです。奥に見える橋は関門大橋。