会社の具体像

おはようございます。

今朝は久しぶりゆっくりさせていただきました。朝一番でお訪ねいただいた方も大勢あったのではないでしょうか?病気ではありませんのでご心配いただきませんよう、ゆっくりさせていただいただけです。明日も少しゆっくりいたします。今朝も雨、今日は一日雨で寒くなりそうですのでお気をつけ下さい。
「にんげん学」京都講座「老子を読む」ご出席の皆さんありがとうございます。いよいよ老子も後2章で全章を読み終えます。いつも申しますように、人生は終始・始終です。終わりがない、終わりが始まり、始まりが終わり、志とは生涯達することではなく、貫くことです。要するに日々実践しなければ学ぶ必要はない。釈迦も老子孔子も戯論、物知りになるなと厳命しています。彼らが一番嫌っているのが物知り。ただただべらべらと話すだけの人間を一番嫌った。
昨日、京都講座は80章に入る予定でしたが、新入社員研修において毎年テーマを決めてお話しさせていただくのですが、今年は「言葉は結果を示す」というテーマを掲げお話をさせていただいています。故に言行一致が大事、という話で盛り上がり80章に入れませんでした。
80章の話は、具体的に「どんな家、会社、国を作るか」という話です。小さいからこそ是、「小さいほど、治めやすい」と老子は言う当然なことです。
しかし人欲の多い私たちはついつい大を多を是として失敗を招く。小欲知足とはいかずに不幸を招く。
理想を描く、志を立てる、夢を持つ、どんな家を作るのか、会社を作るのか、国を作るのか、このことは大切なことです。具体的にしなければいけません。具体像もなく進めていってダメにするという経営者は大勢います。
そのために小の代表である自分を先ず確かに治めることです。そのためには自分をどのように修めるかが肝心。自分一人を確かに養う、このことができなければ何をやってもいかん。
私たち僧の世界での問答。修行に入ったばかりの僧が、高僧に問う「仏法とはいかがなものでしょうか?」。その問いに対し高僧が修行僧に問う「おまえさん、ご飯食べてきたか」「はい食べてきました」。高僧答える「茶碗洗ってきたか、これ仏法なり」と。
要するに、生きることを確かにすることが法だと教えるのです。自分が活きることを、おざなりにしていては何が修行だ、学問だということです。修行も学問も「知識を振り回したり、偉そうにしたりするのではなく、自立すること」だと教えているのです。
対立的、対抗心で、大きくなければ、お金も沢山儲けなければなどとそんなことで仕事をするのではなく、自分が何不自由なく活きイキと生きていけるように働いてこそ人生と教えるのです。
物やお金や大小に悩み苦しんで生きるな、というのです。不足を言って、外にある物をほしがってやる気を起こすような気は長続きせず、疲れ果てます。世間を見渡せば、会社に行きたくないと思いながら、家に帰りたくないと悲しい思いをしながら暮らしている人がいかに多いことか。
私は教えの通りに生きて今日があります。多くを求めず、足るを知り、この知るということが大事です。自分が自分を知るのです。この知ることをしないから、外に幸せを求める。自分の心でありながら外に奪われている、不幸なことです。
京都講座は来月は5月15日(月)です。来月もご一緒にまなびましょう。今夜は「にんげん学」大阪講座「老子を読む」です。大阪地区の皆さん会場でお待ちしております。今日も豊かに過ごしましょう。今日の雨が慈雨となりますよう、皆様の今日一日の幸せをお祈りいたします。  

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
☆昨日の観音様の桜の光背と部屋から見える桜。


八重の桜がほころび始めました。



満開の桜

☆「にんげん学」京都講座ご出席の皆さんありがとうございます。「洋食ぼんじゅーる」さんでの懇親会です。
一品目信州サーモンのサラダ

二品目スパゲティ和牛とナスのトマトソース

三品目白身魚のピカタ

四品目信州黒毛和牛のサーロインステーキ

マスター、ママさん今月も美味しくいただきました。ごちそうさまでした、来月も楽しみにしております。