子どもの日

おはようございます。

今朝もさわやかな夜明けです。小鳥の声がひときわ気持ちよさそうに聞こえてきます。
今日は「子どもの日」、子どもは国の宝、世界の宝です。授かった才能を花開かせるために、悪いことは悪い、善いことは善いと、しっかり教え導くことも大切です。そのために親の心根が大事です。(心根=心の奥底。本当の心。真情。本性)
心根をしっかりするために日々豊かになる書を読み親しむことです。読んだ、知っているでは心根には成りません。今日も金子みすゞさんの詩を紹介します。
☆花のたましい
散ったお花のたましいは、
み仏さまの花ぞのに、
ひとつ残らずうまれるの。

だって、お花はやさしくて、
おてんとさまが呼ぶときに、
ぱっとひらいて、ほほえんで、
蝶々にあまい蜜をやり、
人にゃ匂いをみなくれて、

風がおいでとよぶときに、
やはりすなおについてゆき、

なきがらさえも、ままごとの
ご飯になってくれるから。

この詩を最初に読んだとき、なんて素晴らしいのだろうと思わず涙がこぼれました。生死を超えて人はいろいろな世界に役に立っています。一面からだけ見て子どもを判断し、素晴らしい人間性、才能を否定するような社会、大人であってはいけません。
私たちは無限の可能性を以て生をうけました。大切にしましょう、大切に仕合(仕愛)ましょう。人は「人によって人に成長していく」のです。小さな自分の価値観で子どもをダメにするような社会であってはなりません、後の世、近未来は今の子どもが素晴らしい社会を作るのです。心根が素晴らしい心根とできるように親が先ず子どものお手本として心根を正す楽しい日々を過ごしましょう。
☆こいのぼり
1、やねより たかい こいのぼり
 おおきい まごいは おとうさん
 ちいさい ひごいは こどもたち
 おもしろそうに およいでる
2、みどりのかぜに さそわれて
 ひらひらはためく ふきながし
 くるくるまわる かざぐるま
 おもしろそうに およいでる

「近藤宮子」さんのこいのぼりの詩と「みすゞ」さんの詩、何か共通している心があるとおもいませんか?いかがでしょう。
今日はお子様と一緒に♫こいのぼりを歌って、金子みすゞさんの詩を一緒に朗読するということはいかがでしょう。
親や大人は、教えは平等であっても、個々の子どもたちの受け取る度合い理解度、スピードが違うことを確かにして導き愛うようにしましょう。ご家族仲良く過ごす一日でありますようお祈りいたします。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
☆境内の御滝です。さわやかな雲でした。