親孝行は天に仕える事

おはようございます。

「にんげん学」一宮講座「新・論語を読む」ご出席の皆さんありがとうございます。皆さんとご一緒に音読、体読することが一番。何ごとも体を通して学びは表現、実践です。来月もご一緒に学びましょう。来月6月8日(木)です。そして翌9日(金)は第15回・中部地区・心に華を咲かそう会「チャリティーゴルフコンペ」です。皆様のエントリーをお待ちしております。
昨日学びました論語、里仁(りじん)第4-21「子曰く、父母の年は知らざるべからず。一(いつ)は則(すなわ)ち以(もっ)て喜び、一は則ち以て懼(おそ)る。」。
訳は「父母の年齢を知らないということはあってはならない。一方で長生きを喜び、一方では高齢を心配するためだ。」。
いろいろな所で親の年齢を聞くときがあります。そうしますと、意外と答えられない若い人が多いのに驚きます。孔子は「親の年齢を知ることが孝行の第一歩」と考えていました。亡くなった場合もやはり同様で、一周忌、七回忌等々、亡くなられて何年かを知っておくべきです。日々に疎しでは寂しい限りです。
ここでの教えは「親の年齢を知って常に労りなさい」ということです。
私の後悔といいますか、残念なことの一つに、親孝行をしていないということです。父親は修行中に亡くなり、母親は比叡山下山後まだまだ余裕が無いときに亡くなってしまったということです。「親孝行したいときには親は亡し」という諺がありますが、このようなことがないように、常に労りたいものです。
皆さんの周りに親の年齢を言える人はどれくらいおられますか?皆さんはいかがでしょう?。もし言えないのであればそれは親不孝です。親孝行は「人の道の第一歩」です。
また、孔子は「親を敬うことは天を敬うことと同じ」事だと考えていました。このように在りますと、社会に出てから、年長者を尊敬する態度となり、謙譲の美徳にもつながります。譲ることでいろいろなチャンスにも恵まれるのです。私は多くの人を拝見していますので、このことの事実は間違いがありません。
孝の道とは、心の中に孝行を尽くす気持ちを常に持つことが肝心です。そうあるためにも、親の年齢を知っておくことが大切なのです。
西郷隆盛は、座右の銘を「敬天愛人」と、「人と接するときには天を相手にしている如く接せよ」と。人を愛することは天を愛すること、天は人は如何ともし難いもの、それを知っていたからこそ彼の力で多くの人の力を結束し維新を成し遂げたのです。親孝行とは何というパワーを生むのでしょう。
また親に叱られてもむやみに口答えをしないで、親の言うことを素直に聞くことも親孝行です。
親にすぐ口答えをする癖をつけておりますと、社会に出たとき、上司や先輩に注意やアドバイスを受けたとき、注意やアドバイスを叱られたと思って反抗心となってしまう性格を作ってしまうからです。ですから、反発心は殊に要注意すべきです。上下の人間関係が上手くいかない一つの要因にも成りかねません。良くも悪くも習慣がそのような感情を作るのです。
もし、親がよくないことをしていることを感じたなら、そのようなことをしないように行動できる自分になることです。「ただの批判や反発心では己の成長をストップさせてしまうから」です。
今度の日曜日は母の日。親孝行を口に出して行いましょう。お母さんの喜ぶのはもとよりのこと、あなた自身が一番嬉しくなるはずです。
今夜は「にんげん学」東京講座「老子を読む」。東京地区の皆さん会場でお待ちしております。今日も親孝行を思い充実した良い一日をお過ごしください。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。
☆「にんげん学」一宮講座ご出席のみなさん遅くまでありがとうございます。懇親会会場をご提供くださいます「かに屋」さん毎月美味しいお料理をありがとうございます。







☆来月行われます中部地区「心に華を咲かそう会」第15回「チャリティーゴルフコンペ」会場の愛知県春日井市にありますオールドレイクゴルフ倶楽部にご挨拶と練習を兼ね行ってきました。
皆さん素晴らしいゴルフ場です。是非ご参加ください、そして楽しくチャリティをお願いします。