私が私を認める

おはようございます。

母の日、お母さんにありがとうを言われたことでしょう。メールでも電話でも良いのです。このような機会に普段言いそびれていることでも言えるのが良いですね、誕生日などもそうです。
それと大切なのは、お給料をいただいたときです。働いてお給料をいただけるのもご両親があってこそ。お給料をいただき、沢山楽しいことができるのも同様。ありがとうは何度言っても、良いものです。
いただいても、さしあげても、ありがとうございます。ご両親が、友が、仕事があればこそ、ありがとうの感謝ができます。この世に誕生できたからこその喜びです。毎月とは言いませんが、数ヶ月に一度でもご両親に何かプレゼントしてあげて下さい。
失敗があるから喜びが倍増します。喜びばかりあるのが人生ではありません。喜びを追い求めたときから辛い人生と化します。悲喜交々があっての人生。
人生は「自分の使命を果たすため」にあるのです。人様のお役に立てることです。お仕事はすべて人様のお役に立っているからこそ存続できています。それを思えば、いきいきと傍楽(はたらく)べきと私は思っています。これまでも、これからも目の前の「ポストにベストを尽くすことが使命を果たすこと」と思って楽しく過ごすのです。
私は「人よりも」という考えを今はしません。何故かと言いますと、幼少から少年時代「人よりもと考えていたときは、とても辛く楽しくない時を過ごしたからです」。人と比べて、ちっとも楽しくなかった。すべてにおいて劣っていた私、人よりもできたら、あの人よりもと、いつも世間と両親に不満、愚痴を言っていた面白くなかった時代。
あるきっかけから「比べない」という生き方をするようになり、自分を生きるようになりました。今の自分を「認知する」生き方。人は私を認めなくても「私が私を認める」生き方。
それからできないことに「感謝できるようになったのです」、何でかと言えば「できないことを確かにして、興味が湧いたことをやってみようと思いがするようになった」のです。それで、ありがとうです。
今夜は「にんげん学」京都講座「老子を読む」。私は自分ができているから講座を行っているのではありません。皆さんに心学で教えるところの志高い人生で在って欲しいと願い、生涯学び続け、人様のお役に立ちたい、使命を果たしたいと考えているのです。周りには大勢の人がいますが、どなたでもオンリーワン、自分にしかできない貢献、使命があるのです。それが心華・こころのはなです。京都地区の皆さん会場でお待ちしております。
老子の有名な教え「大器晩成(たいきばんせい)」。これは理解するのに時間がかかる、劣っているから晩年にできるようになるという意味ではありません。
人間は永遠に未完成、いつまでもいつまでも、どうすればどうすればという工夫を楽しむことだと老子は教えます。
わかったからと慢心しないようにと教えているのです。慢心するような人は、きっと楽しめない、楽しくない人生ではないでしょうか?。それはそこで固まるからです。ちっとも新しくないのです。後ろばかり見て暮らすようになるのです。
もっともっとという欲ではなく、人よりもという欲ではなく、自分を高め大いにポストにベストを尽くし社会に役立ち使命を果たす私でありたいと願うのです。老子のもう一つの教え「吾れ唯だ足るを知る。小欲知足」です。母のことを思い浮かべ、このようなことを思う昨日でした。今夜は楽しくご一緒に老子を音読しましょう。「人よりもという考えを捨てれば解放されます」。それ以上にとにかく楽しい人生となります。
5月後半、新しい週の始まりです。豊かな一週間をお過ごし下さい。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
☆楠木が若葉に輝いています。根元に山椒の小さな木が。





☆夕焼けです。