責め過ぎない

おはようございます。

新しい週の始まり、そして5月も残す3日、しっかりと反省しこれまでの気づきを確かにして、昨日の自分を一つ超えるようにしましょう。縁とはありがたい、いろいろな気づきをいただきます。何か無ければそこで終わるのかもしれません。
「善 責めるなかれ」とは親子間の話、余りに善を責めますと、行き場もなくなり、出口もなくなり、親子の心が離れてしまい親子断絶を招き導くことができなくなるので、責めずに導くことが大事だと、教えるのです。これは師弟や上下関係でも同じ事がいえます。できていないことを責めすぎてはいけないということです。
人材が育たない、思ったように社員が育たないと考えておられる皆さん、責めすぎていませんか?いかがでしょう。
しかしこうは言いながら、自分自身を含め、なかなか戒めを快く聞いて下さる器量の大きい人は多くはないのです。だからこそ自ら学び気づき人間性を豊かにすることが重要なのです。
孟子(もうし)は「孟子曰く、善を責むるは朋友の道なり」(明倫第2「離婁(りろう)篇」)。善を責め合うにはやはり朋友が一番です。何を言ったとしてもかまわない、大いに論じ合ってお互いに磨き合うことをできるのが朋友だからです。それで怒るような人間であるならば、友とするに足りないのです。
明倫第2(「孟子」顔淵篇)に「子貢、友を問う。孔子曰く、忠告して而(しこう)して之を善導す。可(き)かざれば則ち止む。自ら辱(はずか)しむること母(なか)れ。」。
論語にもありますが、子貢が孔子に「本当の友たる道は何でしょうか」と尋ねました。すると孔子は、「忠告してこれを善導する。しかし聞き容れられない時には、いったん止めるがよい。無理強いをすると反発するばかりで、かえって自分を辱しめることになる」と教えたのです。
私たちは相手が人であるということ、自分も人であるということ、感情、心があるということを忘れてはならないのです。
いくらこちらが正直に友誼(ゆうぎ)を尽くしても、その善意がわからずにとんだ誤解を招いたり、失敗したりすることもあるのです。あまり無理をしないことが肝心なのであります。
私たちはなかなかやっかいな生き物で、どのような人にも自惚れがり、自負心もあります。
ここに、心学を修める大事があるのです。反省する大事があるのです。祈る大事があるのです。
新しい週であり、5月の最終週であり、6月へ移行する週です。自反、何事も自己へ反り大いに反省し、事上磨錬、現実から学ぶ一週間にしてまいりましょう。素晴らしい1週間をイキイキト輝きお過ごし下さい。
M&Uスクールご参加の皆さん、学んだことを一つ日課に加えご自身を修めて下さい。二日間ありがとうございます。梅谷学長、ありがとうございます。今週末の司会よろしくお願いいたします。
明日は「にんげん学」神戸講座「論語を読む」です。神戸地区の皆さん会場でお会いしましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
☆M&Uスクールの皆さんありがとうございます。これからもご一緒に学んでまいりましょう。

☆昨日の空


☆福岡水巻町のTさんがお作りの「でかにんにく」今年も送ってくださいました。健康一番です。