学びは体現すること

おはようございます。

今朝もさわやかな朝です、東の空があかね色に輝いています。
「にんげん学」を進めるために最初に使った資料が「小学」。小学というのは、朱子(しゅし)(朱熹(しゅき)が名前で、朱子は尊称。12世紀の南宋儒学者宋学朱子学)を大成した、中国思想史上の最も重要な人物)が先需や偉大な先覚者たちの跡を尋ねて(温故知新)、その中から範となるものをくみ取り、内外二篇、二百七十四条目とし、これをとかく知識や論理の遊戯(戯論)に走りがちな弟子に与え、名づけて「小学」と呼んだのです。
朱子は、学問は知識とか功利のためにする学問ではなくて、いわゆる学ぶとは「体現・体得を重んじた知行合一の学問」だと唱え実践した人です。世間には物覚えが悪くてもできる人はいるのです、ところが知識で採点するのが学校ですから、やっかいなことが起きるのです。知識学は評価学になっている。知識も行動も大事というバランスがとれていない。
朱子や、朱子が伝えた人物は、知識があるからといって、人を軽んぜず、口先で人をもてあそばず、真底人間を大切にしました。このような知行合一を図ることに感動し、とかく点数で人を計り、人間性を養わないことに憂い覚え「にんげん学」を始めたのです。
いかに科学が発展進歩したとしても、今日、昔より人間が進歩しているか?と見回してみますと、はなはだ?であります。
世の中の法律や制度をいかに変えてみても、イデオロギーをいかに振り回してみても、人間性が貧しくてはダメなのであります。批判しているだけでは人は豊かにならないのです。逆に悪くなる「善 責める勿れ」。人間そのものをなんとかしなければ、絶対に救われない。精神革命、人間革命をやらなければならないということを思い、「にんげん学」講座を始めたのです。
「己を忘れて他を利する」、世のため人のために尽くすような、己自身が学問・修養に励んで、それを通じて人に感化を与えるような人物が出て来てほしいと全国六カ所で講座を行っているのです。6月3日に行う講演会、炭谷先生、茂木先生に聞く会も同様の意志です。
人は、特に指導的立場にある大人は、先ず、自らが使命感に燃え、功利に走らず、修己治人(しゆうこちじん)「己を修めてこそ人を治められる」という気概を持つに至って欲しいと願うのです。皆さん知っている云々では無く、生涯学び続けるという姿勢を世に知らしめるためにもご一緒に学んで下さい。
今夜は「にんげん学」神戸講座「論語を読む」です。対人関係の指南書。ご一緒に学びましょう。会場でお待ちしております。今日も豊かな一日をお過ごし下さい。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
☆蓮の花が。





☆6月3日、幸運を引き寄せる日です。