自分を捨てると

おはようございます。

九州地方の豪雨、まだまだ余談を許さない状態ですお見舞い申し上げます。いつものことですが言葉がありません、ただただ悲しいだけです。
「にんげん学」東京講座、人生充実の法「老子を読む」ご出席の皆さんありがとうございます。来月は8月18日(金)です。来月も心のフィルターをリフレッシュするためにご一緒に学んでください。
老子第7章「自分を捨てると、自分が活きる」という話し、納得でしたね。
「天は永遠であり、地は恒久です。
天地が悠久であるのは、天も地もありのままに存在するだけで、自ら生き続けようとしないからです。
だからこそ、永く存在できるのです。
同じように、「道」を知る聖人は自分を後回しにすることにより、かえって先頭に立ち、自分の存在を捨て置くことで、かえってその身が安全に保たれるのです。
無私に徹するからこそ、自分の意志を貫徹できるのです。」
如何です、老子の言葉、肯けますね、老子は自分を捨てることは「ラク〜に大きなことを成し遂げるコツ」だと言っているのです。
聖人は、私欲を一切捨てて、ことに臨むから、結果的に、大きな自分の目標を達成することができるのだというのです。
例えば、溺れた人は、助かりたい一心で、手足をバタバタさせてもがきます。
しかし、それは逆効果です。手足をバタつかせるほど、体は水の中に沈んでいってしまいます。体力も体温も失われ、よけいに苦しくなっていきます。
助かりたければ、全身の力を抜いて水の流れに身を任せることです。
そうすれば自然と体は浮きますし、潮の流れで浅瀬まで運ばれていくチャンスもできるでしょう。
老子は、「自分の立場や地位を守ろうとして躍起になれば、かえって自滅してしまう」と、一貫して説くのです。
私欲を捨てて、世の中のためにできることを無心で実行する行為が、かえって周囲からの信頼を集め、大きな成果を成し遂げさせるというのです。
急速に変化する現代、「今の地位や収入を失いたくない」と、自分を守ることに必死な人も多いでしょう。
しかし、そんな「自分だけは助かりたい!」と手足をバタつかせるようなことはいさぎよくやめて、自分のやるべきことを全力でやったら、結果は天に任せる。
そのほうが、ムダなエネルギーを費やさずにすむうえ、結果的に大きなことを達成できます。「自分を捨ててこそ、自分が生かされる道が開けるのです」。「人事を尽くして天命を待つ」のが潔い人生と化すのです。利他ですね、これも。週末土曜日、今週は人のためにどれほどのことを考え行動したのかを思い起こしては如何でしょうか?良い週末をお過ごしください。
明日は第二日曜ですので心華寺「水子供養祭」午前10時からです。「あなたしか知らない存在」、供養しましょう。お待ちしております

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。
☆「にんげん学」東京講座、人生充実の法「老子を読む」ご出席の皆さんありがとうございます。