徳を分かち合う

おはようございます。

今週は7月の最終週といってよいかもしれません。昨日は大暑で最も暑い日とされていますが、ここ数日本当に暑いですね、お大事にお過ごしください。
秋田県の皆様、豪雨被害、お見舞い申し上げます。天災は悲しむばかりです、天が鎮まりますことをお祈りしましょう。
私の好きな言葉に「分徳」があります。「徳」とはそのものの持っている能力。今日は下関・愛宕寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」午前10時から行います。これも分徳、愛宕寺のご本尊様の御徳、ご利益を分かち合う日です。お護摩の火は最初は小さな一本の護摩木の炎ですが、それを一本、又一本と火を分けていきますと、大火炎になります。最初は一人の悦びであったとしても、その火を一人、又ひとりと分かち合いすることで大きくなります。
比叡山から下山したおりには、私一人の心の中に信仰の火が燃え盛っているだけでした。今はお護摩の功徳、ご利益を分かち合う人を多くするようになり、同行の人が増えてきました。分徳の偉大さを身を以て味わい、喜んでいる毎日です。
一個の饅頭を二人で分かち合って食べれば悦びが二倍、三人であれば三倍というように、無限大にその悦びが大きく広がっていきます。この事実が徳の持つ偉大さです、自分が喜んだことを自然体で行えば、悦びの輪が大きく広がるのです。これは人生でもお仕事でも、お商売でも同じです。
分かち合うことは利他の行、分徳は何も難しいことではありません、笑顔の素晴らしさを知れば笑顔を相手に送る、荷物を持っていただく喜びを知れば、持たせていただく、仕事のお手伝いをしてもらったら、今度は自分がさせていただく、お護摩でご利益をいただいたら、今は行者として皆様の心願を祈りご利益を、というように、日々実学です。日々の生活の中、仕事で学び得るのが実学。実生活の中から学ぶこと無ければ仕事の改善改良はあり得ないのです。実学に目覚めることはかほどに大切であり、お仕事で分けていただいた悦びに感謝し、それを分徳に変えていくことが恩返しでもあります。
このようにできていく人こそが大きくジャンプし繁栄の道を歩むのです。何か良いこと無いかなと外に求めているようではいけません、脚下照顧です。
私は分徳、利他行でポストにベストを尽くし歩んでいます。日常の中での一見ささやかな悦び充実感です、その小さな悦びが今では大きくなっています。この小さな悦びが土台となっていると感じています。人からの評価や、称讃では無い、私が私に喜んだ悦び、私が感動した感動です。
教えも、仏道を歩む悦びも何もかもお師匠様や兄弟子、信者の皆様に分徳いただいたのです。その感動を日々実践しています。今週も分かち合う喜びの一週間をお過ごしくださり幸せの一週間にしてください。
昨夕まで心華寺で開校されていました「M&Uスクール」受講生の皆さん、お暑い中ご苦労様でした。学ばれましたことを一つ実生活の中で実践ください。そして修正し楽しくご精進ください。ありがとうございます。
今日午前10時、愛宕寺でお待ちしております。ご一緒に徳を分かち合いましょう、お気をつけておまいりください。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。
☆玄関でお待ちしております。