干渉しすぎない

おはようございます。

人生充実必勝法「にんげん学」小倉講座「老子を読む」ご出席の皆さんありがとうございます。
老子は感覚、感性を大切に、私たちに教えを説いてくれました。知識は条件知ですから、私にあっても、皆さんにはないといった如く、知識に訴えても、理解できない人がおるのが現実です。ところが感性、感覚はどなたにもあり、大きな違いはありません。この観点から考えても老子はとても親切で思いやりを感じます。
昨日学びました。老子60章「小魚を煮るように」という話し、組織をまとめようとしてまとまらない理由が誰にでも納得、理解できる話しです。小魚(社員)を育てるには、じっくりと焼いたり煮たりして調理しなければいけないと、料理に例えて、人材育成の要をリーダーに教え、寛容さと辛抱の大事を説きます。人材を育てるのではなく、自分のいうことを聞かそうとするような愚を犯すと、社員は毀れるぞ、社員をつぶしてしまうぞ、と教えているのです。60章はこのように説きます。
「組織を治める場合は、
 小魚を煮るように丁寧に扱わなければならない。
 あっちこっちを突っつけば、
 突っつくほど毀れてしまうからだ」。
如何です。このように突っつきたくなるリーダーは、自分の考えで物事を進めようとして考えを押しつけ、結局は素晴らしい人材を自分の意思で塵材(じんざい)にしてしまっている愚か行為なのです。これはいかん。
リーダーになりながら人が着いてこずリーダーの座から滑り落ちることはまだ許されるかもしれません。しかし、働いてくれている勤めてくれている社員の方々の職場を潰し亡くしてしまうことはリーダーの風上にもおけません。
どうしてこのような悲惨な結末を迎えるのかは、自分の考えを押しつけるからです。社員の皆さんの能力を生かすような仕事をしてもらわない結末です。
愚かなリーダーは世の中の美点、相手の長所を見ようともせずに、自分が正しいと思っています。
世の中の美点を見ようとする態度を保てば、寛容と穏やかな心で良きことを祝福することが出来るようになります。良いことに純粋な気持ちで祝福できますと、大脳はポジティブに働きだすと脳科学は言っています。
一方、他人の不幸(仕事が出来ていないと思うことも含めて)を喜ぶのはネガティブな快感を生みだすこととなり、社会(相手)の「暗い面を探し出す、あら探し」をするようになるといわれています。そうした人は「小人になりやすい、というよりも小人です」。このような快感はいりません、しかしこのような人は結構身近にも見受けられます。人の長所を見ずにして、欠点ばかりを指摘する、いかんいかん。
昨日も小倉駅前で猫ちゃんやわんちゃんに対する寄付をお願いしますと言っているグループがいました。大きな駅前でよく見かける光景です。私はわずかですが、喜捨をさせていただくようにしています。
このような光景を見て、本当にお金が使われているのかわからないと言って喜捨をしない方もおられます。このようにネガティブに考えて世の中を見ていると大脳が活性化されなくなるのです。
他人の困っている姿を見て、わずかな喜捨をプラスさせていただくことで幸せになるというポジティブ感、人の幸福や長所を見て祝福できる気持ちを育て上げることで、度量が大きくなり、大脳の感度も良くなり、良い機会が必ず訪れると信じる自分を生きたいと昨日学び思い直しました。
人様の良いことを学ぶ「まねる」、悪いところを学び「まねない」ことがポジティブな生き方で、幸運の女神は必ずあなたの目の前に天下ってきます。
休日の今日も素晴らしい一日でありますようお祈りいたします。皆さん、人様の幸せをお祈りすることこそ、大脳を活発化させます。祈りましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。
☆人生充実必勝法「にんげん学」小倉講座「老子を読む」ご出席の皆さんありがとうございます。


懇親会、遅くまでありがとうございます。