政は正

おはようございます。

対人関係の指南書・人心掌握法「新・論語を読む」ご出席の皆さんありがとうございます。昨日から孔子の政治観「政治にまつわる論語」を学んでいます。孔子は「政は正」なりとして仁愛、忠恕を正としました。
先日、衆議院が解散され、今月末には選挙が行われます。しっかりと一票を確かな人に投じたいですね、自分の耳で目で確かに選びましょう。とは言いましても難しいことですが、物指し、基準はどんな人と手を結んでいるかですねやはり、「人を見るときは友を見よ」といいます。
昨日学んだ孔子の政治の一つのあり方、「最も大切な政治の基本」として顔淵(がんえん)第12-7に「兵を去らん。食を去らん。古自(いにしえよ)り皆死有り、民信無(たみしんな)くんば立たず。」 意は「(政治の基本のうち、やむを得ない場合は)まず軍備を犠牲にすべきだ。次は食糧。餓死する民も出てくるかもしれないが、死は遅かれ早かれどんな人も免れないものだ。何よりも政治家と国民の信頼関係がなければ、国は維持できない」。
この条は、弟子から「政治の基本とは何かと尋ねられ」、孔子が語った部分の抜粋です。指導者の政治のあり方について、国を維持するために何を優先すべきかを孔子が挙げた有名な言葉です。
春秋戦国時代、諸国は激しくつばぜり合いを繰り広げており、兵力が最重要視されていました。しかし、孔子はそれに反論し、軍備や食糧よりも国民との「信頼関係」が大切だと説いたのです。「窮すれば濫(らん)す」となってはいけないからです。家であれ、会社であれ、国であれ、困窮する時はあるのです。時に人心が荒廃するのでは無く、困窮したときこそ力を合わせることが人間としての情愛でなければいけません。だからこそ信頼関係が大事です。信頼関係は困難なときにこそ発揮されるからです。
兵力を最重要視する考えは、かつての日本にもありました(最近も何かきな臭い)。明治維新後、政府が掲げた「富国強兵」というスローガンです。この取り組みにより、日露戦争の勝利や産業振興に成功しましたが、最終的には第二次世界大戦で大きな犠牲を払う結果になったのです。
「人にして信なくんば、其の可なるを知らざるなり」とも孔子は説いています。信頼関係がなければ人間関係は意味が無いと言っているのです。
歴史は繰り返されるといいます。最近は間違ったポピュリズムが世界の政界を席巻しているようにも思えます。その小さなところでは各政党が独善的な言葉を発していることが憂慮されます。そして最も根幹である家庭での信頼関係の希薄さが憂慮されます。
このような人心となっている要因の一つは、利他という信念が揺らいでいるからではないでしょうか?、人から認めてもらわなければいけない、評価されなければ人間としての価値が無いという誤った思想が、自信喪失となって現れ、あっちにふらふら、こっちにふらふらとしている。
今日だからこそ「心学」が大切だと確信しています。柔軟な思考で利他、ポストにベストを尽くす社会実現を私たちから進めてまいりましょう。
しっかりと私たちは身近な人の幸せを願い一票を投じ、ただ黙ってついて行くのでは無く、先頭が間違いそうであったら、言葉に出して方向修正のお手伝いをしましょう。その上で社会が明るく住みよい政治となるよう見守っていきましょう。
今夜は人生充実必勝法・克己の学「にんげん学」東京講座「老子を読む」です。東京地区の皆さん楽しみにまいります。
今日は改めて信頼関係を保つようにこころがけ過ごしてはいかがでしょうか。  

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。
※どのようなご相談でもどうぞ。0774-44-5380。メールbonsan01@wao.or.jp
☆昨日の風景、カマキリが!


☆心華寺「七福出世布袋尊」の前に置いております賽銭箱が傷み、一宮講座にご出席のKさんが発起人となって賽銭箱を皆さんのお力で新調していただきました。昨日講座修了後、進呈くださいました。
全国の「にんげん学」講座ご出席の皆さんありがとうございます。今月の中頃に新しい賽銭箱が据えつけられる予定です。ありがとうございます。

☆対人関係の指南書・人心掌握法「にんげん学」一宮講座「新・論語を読む」ご出席の皆さんありがとうございます。


あんかけスパゲティを初めていただきました。皆さん遅くまでありがとうございます。